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湖北省ウイルス感染急増、「臨床診断」追加で-市民の怒り増幅か

更新日時
  • 前日から45%増、湖北省の感染症例は計5万件に近づく
  • 省政府は企業の休業措置を20日まで延長すると発表

中国湖北省の衛生健康委員会は13日、新型コロナウイルス感染症例が12日に1万4840件増加したと発表した。前日から45%増えたことになり、同省での感染例は計5万件に近づいた。これまでの方法である核酸の検査キットとともに、画像スキャンで確認された症例を加える。

  ここ数日は新たな感染者の伸びが鈍化していたが、こうした傾向が反転する格好となった。湖北省の政府は13日、企業の休業措置を今月20日まで延長すると発表した。

  中国本土全土では新型ウイルスの感染症例数が12日に1万5152件増え累計5万9804件に達した。国家衛生健康委員会が13日の記者説明会で明らかにした。死者数は12日に254人増加。ブルームバーグの集計では、中国本土の累計死者数は現時点で1367人となる。

Concern In China As Mystery Virus Spreads

北京でほとんど人影のない通りを歩くカップル(12日)

  湖北省の衛生健康委は声明で、今後はコンピューター断層撮影(CT)検査を含めた「臨床診断」で確認した症例を加えると説明。これまではCTスキャンで見つかった肺炎のような症状を示す多くの患者は、核酸の追加検査を受けなければ陽性と診断されない可能性があった。

  湖北省は新型ウイルス感染拡大の中心であり、医療施設も限界に達している。何時間も待って核酸の検査を受け、陰性となった場合は通常、発熱や咳などの症状が明らかでも病院から追い返される。

  同委員会の発表によると、12日に増えた1万4840件の感染症例のうち、1万3332件が新たな分類である臨床診断によるものだった。湖北省では同日に死者が242人増え、そのうち135人が新たな診断方法によるもの。

  今回の感染者の急増に加え、何千もの症例がこれまで公表されていなかったことも示唆しており、当局による危機対応を巡り市民の怒りが広がる公算が大きい。

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原題:China’s Coronavirus Cases Jump by 15,000 After Counting Change、China’s Hubei Extends Work Suspension to Feb. 20 Due to Virus、China Reports 15,152 Additional Coronavirus Cases Feb. 12(抜粋)

(3段落目に中国本土の感染症例・死者数を追加して更新します)
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