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極右政党の支持受けたドイツ州首相が辞意、議会解散と選挙呼び掛け

  • テューリンゲン州首相、国政与党のCDUと極右AfDの支持で当選
  • メルケル首相が介入、「許されない」とCDUを非難

旧東独テューリンゲン州のケンメリヒ首相は6日、辞任と州議会解散の意向を表明した。同州首相は極右政党の支持を受けて選出されたばかりだが、それがドイツ全土で政治的な反発を招いていた。収拾を図るため、州議会選挙を再び実施したい考えだ。

  自由民主党(FDP)所属のケンメリヒ氏は、国政で与党のキリスト教民主同盟(CDU)と極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の支持を受け、現職の州首相だった左派党のラメロウ氏を破って当選した。CDUとAfDの連携は前例がなく、AfDの支持を受けた州首相の誕生も初めてだった。

  だが南アを国賓訪問中のメルケル首相が、自身の母体政党であるCDUがAfDと手を組んだことについて「許されない」と非難、撤回を要求するなど政治的な混乱が広がっていた。

メルケル独首相は与党CDUがテューリンゲン州議会で極右政党と連携したことに「許されない」と非難

出典:ブルームバーグ

  ケンメリヒ氏は州都エアフルトで記者会見し、自らの政党であるFDPがAfDと協力することはないと繰り返し主張。「AfDの支持を受けたという汚名をそそぐため、新たな選挙を実施したい」と述べた。州首相の地位を受け入れたのは誤りだったかとの質問には、「そうは思わない」と答えた。

  ただ、選挙実施には議会の同意が必要になる。定数90の同州議会でFDPは5議席しか持たない。第1党は左派党で29議席、AfDが第2党で22議席を占める。

原題:German State Chief Urges Vote Amid Fury Over Far-Right Deal (1)(抜粋)

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