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米ギリアド株下落、抗HIV特許巡る争いで痛手-中国の動きも逆風

  • 株価一時4.9%安、下落率は取引時間中として昨年10月以来の大きさ
  • 中国の研究所がギリアドの新型コロナウイルス治験薬の特許を申請

5日の米株式市場でギリアド・サイエンシズの株価が下落した。抗HIV薬を巡る米政府との対立で特許無効化の手続きを求めていたギリアドの請求が退けられたことや、新型コロナウイルスに有効とされる同社の治験薬について中国の研究所が国内で特許を申請したことが売り材料となった。

  ギリアドの株価は一時4.9%安と、取引時間中として昨年10月以来の大幅な下げとなった。同社が開発した抗ウイルス薬レムデシビルが、中国で感染が広がる新型コロナウイルスに効果がありそうなことが材料視され、株価は週前半に上昇していた。

  中国科学院武漢病毒研究所は中国でレムデシビルの特許を申請した。同研究所のウェブサイトに4日掲載された資料によると、申請は1月21日に行われた。

  一方、米特許商標庁は5日、米政府のHIV予防関連特許を無効とするよう求めるギリアドが請求していた当事者系レビュー(IPR)について、2件の特許に関しては請求を退ける判断を下した。IPRは特許無効化手続きの一つ。他の2件は引き続き判断待ちとなっている。

  米政府は、ギリアドが抗HIV薬「ツルバダ」を通じて米厚生省の特許を侵害しているとして同社を訴えている。

原題:
Gilead Declines on HIV Patent Fight Loss, China IP Interest (1)(抜粋)

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