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雑談ご法度、昼食は同僚から離れて-中国企業などウイルス対策に躍起

  • 「生命を危険にさらしてまで議論するような緊急の話題などない」
  • 同僚から少なくとも1メートル離れて昼食を-中国銀行の北京本店

中国4大国有銀行の一角、中国銀行は行員に1人で食事し、同僚と雑談しないよう指示している。東京ディズニーランドを訪れた子どもたちにミッキーマウスは近寄ってこないかもしれない。上海のマクドナルドでは顧客は注文した品を受け取る前に手を消毒し、連絡先を登録する必要がある。

  新型コロナウイルスが猛威を振るう中での経済活動は一筋縄ではいかない。従業員や顧客をウイルスから守ろうと、多くの企業が在宅勤務や移動の制限を指示し、マスクを着用するよう服装の規定を緩めている。

Temperature Screening At A Hong Kong Restaurant As Coronavirus Fear Spreads

顧客の体温を測るレストラン従業員(1日、香港)

写真家:チャン・ロン・ヘイ/ブルームバーグ

  だが在宅勤務できない、または接客が欠かせないような業種は次善策を探ることになる。マスク着用は当然で、手袋着用も一般的になりつつある。

  カナダのバンクーバーからニュージーランドのオークランドに向かう最近のニュージーランド航空便では、乗客の搭乗券を確認する乗務員が青い医療用の手袋をしていた。銀行も顧客や硬貨、紙幣からの感染リスクを最小限に抑えるため、窓口担当者に手袋着用を義務付け始めた。

  中国人民銀行(中央銀行)は、入ってくる現金について紫外線や熱を使った殺菌を開始。古い紙幣を新紙幣に交換もしている。人民銀行の西安支店では、ウイルス対策のためオゾン殺菌を行っている。

  上海と香港のディズニーランドは閉鎖されているが、東京では警戒態勢の中で営業を継続。園内のスタッフはマスクを着用し、一部のマスコットは顧客とのふれあいを控え、一緒に写真を撮ることも制限されるという。

  従業員間での感染リスクもある。中国銀行の行員は在宅勤務が許されているが、北京本店に出勤した行員は同僚から少なくとも1メートル離れて昼食を取るよう指示されている。雑談はご法度で、同行は「自分の生命を危険にさらしてまで議論するような緊急の話題などない」と文書で行員に通達した。

原題:Bank Bans Small Talk, Disney Curbs Hugs in Asia Hygiene Push (1)(抜粋)

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