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Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
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日本株は大幅続伸、良好な米経済指標と中国関税引き下げ-全業種高い

更新日時
  • 東証1部売買代金は3兆円超える-昨年12月13日以来
  • 中国は米製品750億ドルの関税率半分に、トヨタは利益予想上方修正
Employees work at the Tokyo Stock Exchange (TSE), operated by Japan Exchange Group Inc. (JPX), in Tokyo, Japan, on Friday, Dec. 28, 2018. Japanese shares fell, with the Topix index capping its worst annual performance since 2011, in a year that saw U.S.-China trade tensions deal a heavy blow to investor sentiment.
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

6日の東京株式相場は大幅に続伸し、TOPIXと日経平均株価の終値は1月22日以来の高値を付けた。米国で良好な経済指標が発表されたところに中国の米製品関税の引き下げが加わり、景気の持ち直し期待が高まった。トヨタ自動車が利益予想を上方修正して買われ、自動車や機械など輸出中心に全業種が高い。

  • TOPIXの終値は前日比35.15ポイント(2.1%)高の1736.98-昨年7月1日以来の上昇率
  • 日経平均株価は同554円03銭(2.4%)高の2万3873円59銭

〈きょうのポイント〉

  • 中国、米製品750億ドル相当の関税率を半分に引き下げ-14日から
  • トヨタ:通期の営業益2兆5000億円に上方修正、一転増益予想に
  • 1月の米ISM非製造業景況指数は55.5、5カ月ぶり高水準
  • 1月の米ADP民間雇用者数は29万1000人増、2015年5月以来の大幅な伸び
  • ドル・円相場は一時1ドル=109円98銭、前日の日本株終値時点は109円43銭
  • 東証1部売買代金は3兆510億円-3兆円を上回ったのは19年12月13日以来
Final Trading Day Before Super Golden Week Holiday

東証

Photographer: Keith Bedford/Bloomberg


  アセットマネジメントOne株式運用グループの武内邦信シニアフェローは「米景況感が悪くない中で、中国は財政・金融をサポートし、世界的に流動性が増えている」と指摘。「新型ウイルスがいずれ収束すれば政策効果が刺激となり、債券に逃げていた資金が巻き戻されるとの見方を市場が先取りしている」と話した。

  良好な米経済指標を受けて取引開始時から大幅高となった日本株は、米S&P500種Eミニ先物や中国上海総合指数の上昇をみて上げ幅を拡大。午後に中国の米製品関税引き下げやトヨタの決算が発表されるとさらに値を上げた。日経平均は一時2万3995円37銭と、2万4000円が目前に迫った。

  アイザワ証券の市場情報部の坂瀬勝義国内情報課長は、中国の米製品の関税引き下げで「貿易の面からも景気回復が期待される」と話し、「世界景気の回復はシクリカルの側面が強い日本株にとって追い風」と述べた。

  トヨタの業績予想上方修正について同氏は、これまで5Gや半導体など部材関連のみが強かったが、「出遅れていた設備投資関連にも明るい兆しが出てきた」と受け止めている。

TOPIXの推移
  • 東証33業種の上昇率上位は保険、精密機器、石油・石炭製品、輸送用機器、医薬品、機械
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