ブティジェッジ氏優勢、アイオワ民主党員集会-地区の71%集計
Tyler Pager、Jennifer Epstein-
2位サンダース氏、3位ウォーレン氏、バイデン氏は4位
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民主党の集計が混乱、4日午後から発表開始

インディアナ州サウスベンド前市長のピート・ブティジェッジ氏
Photographer: Elijah Nouvelage/Bloomberg11月の米大統領選に向けた民主党の候補者選びの初戦、アイオワ州党員集会は地区の71%が集計された段階で、インディアナ州サウスベンド前市長のピート・ブティジェッジ氏がリードを維持している。同氏はほとんど無名の小都市市長から異例の躍進を見せ、有力候補としての地位を固めつつあるようだ。
2位は「メディケア・フォー・オール(国民皆保険制度)」などを公約するバーニー・サンダース上院議員。党員集会は現地時間3日夜に開かれたが民主党の集計が混乱し、4日午後になってようやく最初の発表が行われ、その後2回目の発表が遅い時間にあった。
今回の結果は、3位のエリザベス・ウォーレン上院議員に続いて4位となったジョー・バイデン前副大統領にとって大きな後退となった。
ブティジェッジ氏(38)は候補者選びの次の舞台となるニューハンプシャー州で支持者を前に演説し、ホワイトハウス入りしたこれまでの民主党候補は「常に、未来に焦点を合わせ、政治的新参者で、異なるビジョンを示してきた人物だった」と指摘した。
サンダース氏の上級顧問、ジェフ・ウィーバー氏はアイオワ州有権者に謝意を示し、「1回目と2回目投票はバーニー(・サンダース氏)への支持票が他のどの候補よりも多かった」と語った。
3日夜のアイオワ州党員集会での集計混乱について、同州民主党は4日午前、結果報告用のスマートフォンアプリの欠陥が票集計ミスにつながっていたことが確認されたと説明した。
トランプ米大統領は4日午前にツイッターで、「アイオワ州で昨夜大勝利を収めたと言えるのは」自分だけだとコメント。民主党の結果は「紛れもない大惨事だ」と付け加えた。
(免責事項:民主党の大統領候補指名を争うマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長はブルームバーグ・ニュースの親会社ブルームバーグ・エル・ピーの創業者で、過半数株式を所有している)
原題:Buttigieg Leads in Iowa Caucuses as Delayed Results Unfold (3) (抜粋)
Pete Buttigieg Maintains Lead in Iowa: Campaign Update (抜粋)