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フォードの通期利益見通し、市場予想下回る-株価急落

  • 新モデルの投入になど伴うコスト増が20年の見通しの重しに
  • 通期見通しは経済情勢の変化想定せず、新型肺炎の影響試算は尚早

自動車メーカーの米フォード・モーターは4日、2020年の利益が市場予想を大きく下回る見通しを示した。ジム・ハケット最高経営責任者(CEO)が掲げる110億ドル(約1兆2000億円)規模の経営再建計画が奏功するにはさらに時間がかかる可能性を示唆した。

  フォードによると、今年のEBIT(利払い・税引き前利益)は56億ー66億ドルに減少する見通し。アナリスト予想平均は74億ドルだった。この通期見通しと同時に発表された昨年10-12月(第4四半期)決算では、調整後利益が予想に届かなかった。

  同社の株価は通常取引終了後の時間外取引で一時9.9%下落し8.29ドルを付けた。

  フォードは今年、最も採算性の高い製品であるピックアップトラック「F-150」の新型車や電気自動車「マスタング・マッハE」の投入に加え、21年にはスポーツタイプ多目的車(SUV)「ブロンコ」の復刻版を準備しており、多額の費用が必要。また、自動運転車に大型投資を継続する一方、業績不振の海外事業の立て直しにも取り組んでいる。

  通期見通しは経済情勢の変化を想定しておらず、同社は中国で発生した新型コロナウイルスの感染拡大の影響を試算するのは時期尚早だとした。

  昨年10-12月期の調整後利益は1株当たり12セントに減少し、市場予想平均の17セントを下回った。自動車の売上高は367億ドルで、予想を約1億ドル上回った。

The stock has slumped 13% since July

原題:
Ford Forecast Trails Estimates After Costs Rise, Sales Slump (1)(抜粋)

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