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MUFGが純利益を7500億円に下方修正、大幅減損で10-12月期赤字

更新日時
  • インドネシア商業銀行バンクダナモンの減損損失2074億円を計上
  • 10-12月期の純損益は257億円の損失、四半期ベースで11年ぶり赤字

三菱UFJフィナンシャル・グループは4日、2020年3月期の通期純利益予想を従来の9000億円から7500億円に下方修正すると発表した。子会社のインドネシア商業銀行バンクダナモンの減損損失2074億円を計上したことが響いた。

  通期純利益はブルームバーグが集計したアナリスト予想の平均8254億円を下回った。MUFGの純利益としては11年3月期以来、9年ぶりの低水準となる。今期の期末配当予想は1株当たり25円を据え置いた。

  19年10-12月期の連結純損益は257億円の赤字(前年同期は2214億円の黒字)に転落した。ブルームバーグのデータによると、四半期ベースでの赤字は09年1ー3月期以来、約11年ぶりとなる。本業のもうけを示す業務純益は前年同期比6.3%減の2558億円だった。修正後の通期純利益目標に対する4-12月期純利益の進捗(しんちょく)率は78%。

  インドネシアのバンクダナモンの株価は、昨年4月の子会社化直後から取得原価と比較して50%以上下落。MUFGは、のれんの価値が減った分を一括して償却するため、10-12月期に特別損失として計上した

19年10-12月期決算の主な内容(前年同期との比較)
  • 資金利益は6.6%減の4481億円
  • 役務取引利益は0.5%増の3321億円
  • 株式関係損益は358億円の利益-前年同期は約5億円の損失
  • 与信関係費用は662億円-前年同期は507億円

  通期の業務純益については1兆1300億円と従来予想から500億円上方修正した。前期比では4.8%増となる。業務純益が増益となるのは5年ぶり。外債売却益の増加などで市場部門が好調のほか、子会社のタイ・アユタヤ銀行の好調も寄与する。 

  10-12月期の預貸金利回り差は0.78%と7-9月期の0.79%からさらに低下した。MUFGによると、引き続き縮小傾向にあるという。

Views of Japanese Mega Banks Ahead Of Full-Year Results

通期純利益を下方修正したMUFG

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

 

(決算の詳細を追加して記事を更新します)
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