米ISM製造業景況指数、50.9に上昇-6カ月ぶりの活動拡大
Reade Pickert
更新日時
米供給管理協会(ISM)が発表した1月の製造業総合景況指数は、大幅に持ち直し、市場予想も上回った。昨年7月以来の活動拡大となり、低迷に陥っていた製造業セクターの成長を示唆した。
キーポイント |
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活動の拡大・縮小の境目である50をわずかに上回る水準だが、月間の伸びとしては2013年半ば以来で最大だった。ISMは先週、2012年までさかのぼってデータを修正していた。

インサイト
- 今回の指数上昇は新規受注と生産の大きな改善を反映。一方、雇用指数は縮小圏で低調な推移が続いた。新規受注は8カ月ぶり高水準の52に上昇。生産指数は9.5ポイント上昇して54.3と、過去6年余りで最も高い伸び
- ISM製造業調査委員会のティモシー・フィオレ委員長:
- 指数が今後数カ月も引き続き拡大を示すか「様子見する必要がある」
- 「1月の投入量の弱さは、2月の拡大に向けた需要や、製造業活動が持続的拡大の出発点にあるのかどうかに疑問をもたらす」
- 新型コロナウイルスが2月に影響する可能性は高い
詳細
- 1月は18業種のうち8業種が活動の拡大を報告-家具や木製品、食品、コンピューターがけん引
- 活動縮小も8業種-印刷や衣料品、電気機器などが含まれる
- 雇用指数は46.6-前月からは改善したものの、縮小圏にとどまった
- 仕入れ価格指数は53.3に上昇-投入コストの上昇を示した
- 入荷遅延は52.9-出荷ペースが減速しつつあることを示唆
- 統計の詳細は表をご覧下さい
原題:U.S. Manufacturing Posts Its First Expansion in Six Months (3)(抜粋)
(統計の詳細を追加し、更新します.)
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