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4年目スイッチ、ライト拡販に注力と任天堂社長-3カ月ぶり安値

更新日時
  • ソニーなどの新ゲーム機「特別な影響あるとは考えていない」と社長
  • 株価は一時前日比5%安の4万170円、昨年4月以来の下落率
Nintendo Opens The First Official Nintendo Store In Japan
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
Nintendo Opens The First Official Nintendo Store In Japan
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

任天堂の古川俊太郎社長は31日の経営方針説明会で、発売から4年目となるスイッチの販売方針について、昨年9月に発売した携帯専用の廉価版スイッチライトに注力する方針を示した。

  古川社長は従来型スイッチの需要を落とすことなく、「ライトの独自の需要を見つけ、そこに向けて拡販することがハード面では大切」と話した。スイッチは2017年3月の発売で従来のゲーム専用機の常識ではライフサイクルの中盤に入るが、「さらなる成長機会を追求できる基盤が整ってきた」とも述べた。

  年内にスイッチの新モデルを発売する予定はないという。ソニーと米マイクロソフトは今年の年末商戦期に次世代機を発売する予定だが、古川社長は顧客層の違いなどから「他社のビジネス動向がわれわれ自身のビジネスに特別に影響あるとは考えていない」と説明した。

今期の予想

  • 売上高予想を1.25兆円に据え置き、市場予想1.28兆円
  • 営業利益予想3000億円、従来予想2600億円、市場予想3119.7億円
  • 純利益予想2100億円、従来予想1800億円、市場予想2239.4億円

  今期(20年3月期)の連結営業利益予想が市場予想を下回ったことを受け、任天堂株は一時、前日比5%安の4万170円と昨年4月26日の5.1%以来の下落率を記録。終値は3.6%安の4万770円と同年10月31日以来3カ月ぶりの安値となった。

  今期の連結営業利益予想は従来比15%増の3000億円に上方修正した。販売目標はスイッチ本体が1950万台(従来1800万台)、ソフトが1億4000万本(従来1億2500万本)に上方修正した。

スイッチ発売以降の任天堂株の推移

  任天堂は昨年の年末商戦に向け、ポケットモンスター最新作や、遊びながら運動できる「リングフィットアドベンチャー」を投入した。12月には中国のテンセント・ホールディングス(騰訊)と提携しスイッチの中国販売を始めた。

  SMBC日興証券の前田栄二アナリストはリポートで、スイッチの好調は株価に織り込まれていたと指摘。市場の関心は来期以降の「業績成長持続の施策へと移っている」と分析した。

Nintendo Opens The First Official Nintendo Store In Japan

任天堂の人気キャラクターのマリオ

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

(古川社長の発言を追加し株価を更新しました)
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