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Jディスプ、いちごAMから最大1000億円調達-債務超過を解消

更新日時
  • いちごAMのスコット・キャロン社長が代表取締役会長に就任
  • 最初の出資で44%の議決権、最大70%に増加も

経営再建中のジャパンディスプレイは31日、いちごアセットマネジメント(AM)から最大1008億円を調達すると発表した。資本増強により債務超過を解消する。

  発表によれば、3月に第三者割当増資による優先株で504億円を調達する。同時に新株予約権を発行し、4月以降に残額が調達できる仕組みだ。3月25日に臨時株主総会を開いて決める。

Views Of A Japan Display Plant Ahead Of IPO

経営再建中のジャパンディスプレイ

Photographer: Kiyoshi Ota/

  いちごAMは最初の出資で44%の議決権を持ち、その後、70%まで比率を高める可能性がある。いちごAMのスコット・キャロン社長は代表取締役会長に就任する。

  現在の筆頭株主のINCJは、長短期の借り入れ計1020億円分を優先株式に振り替える。 

  Jディスプの菊岡稔社長兼最高経営責任者(CEO)は会見で、「長期的な視点でのサポートを頂くことでの経営強化も期待できる」と述べた。10-12月期については、営業黒字を達成できたという。

  いちごAMのキャロン社長は、Jディスプが「世界一の技術を持っていると思っている」とした上で、主要顧客とも「今回の再建の意義、勝算を話した上で納得頂いた」と述べた。

決算発表は延期

  主要顧客も2億ドル(約220億円)で装置を買い取って支援する。関係者によれば、主要顧客は米アップル。

  Jディスプはアップル向けパネルの販売不振から業績が低迷し、1016億円(9月末)の債務超過に陥った。稼働停止中の白山工場(石川県白山市)については、シャープが取得の検討を進めている。

  菊岡社長は白山工場について、売却も選択肢としつつ、「あらゆる可能性を考えている」と述べた。将来的に有機EL生産で利用することもあり得るという。

  Jディスプを巡っては、累計100億円程度の在庫を過大に計上した疑いが浮上しており、第三者委員会を設置して事実関係を調べている。調査のため、2月13日の決算発表は延期した。

(会見内容を追加します)
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