コンテンツにスキップする

アマゾンの10ー12月期利益と売上高、市場予想上回る

更新日時
  • 有料のプライム会員数は1.5億人超え、海外市場で利用者拡大か
  • 株価は一時12%高、時価総額は31日に1兆ドル台乗せか
Inside Amazon's Newest And Largest Office, Thousands of Miles From Seattle
Photographer: Dhiraj Singh/Bloomberg
Inside Amazon's Newest And Largest Office, Thousands of Miles From Seattle
Photographer: Dhiraj Singh/Bloomberg

アマゾン・ドット・コムが30日発表した昨年10-12月(第4四半期)決算では、利益と売上高がウォール街の予想を上回った。最終利益を損なうことなく翌日配達に多額の投資を実行可能なことを示した。株価は時間外取引で一時12%急伸した。

  発表資料によると、10ー12月期の売上高は前年同期比21%増の874億ドル(約9兆5200億円)で、1株利益は6.47ドル。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均では、売上高は862億ドル、1株利益は4.11ドルと見込まれていた。アマゾンの今四半期の見通しは市場予想と同水準。

  アマゾンはビジネスの複数の重要部門で競合他社をかわすため投資している。電子商取引では、従来の翌々日配送から翌日配達も展開し、ウォルマートなどの小売業者からの強まる攻勢に対応。クラウド部門の「アマゾンウェブ サービス(AWS)」はマイクロソフトによる着実な伸びに対応し、新しいデータセンターの建設やエンジニア採用を進めている。一方で、インドやブラジルなどの海外市場にも引き続き資金を投入している。

  無料の翌日配送などの特典がある有料の「プライム」会員の数は1億5000万人超と、2018年の約1億人から増加。米国市場が飽和状態にある中、海外市場で利用者を引きつけていることを示唆した。

  アナリストは近年の営業利益の約3分の2を占めるAWSの成長鈍化とコスト増加を特に懸念していたが、決算発表を受けてこうした不安は当面払拭(ふっしょく)された。AWSの10-12月期売上高は前年同期比34%増の100億ドル。営業利益は19%増の26億ドル。

  ニューヨーク株式市場ではアマゾン株は通常取引を1870.68ドルで終了。時間外取引では一時2133.75ドルを付けた。このペースが続けば同社の株式時価総額は31日に1兆ドルに上る見込みだ。

原題:Amazon Holiday Results Crush Expectations; Shares Surge (1) (抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE