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米UPS:自動化への支出加速、通期利益見通しは予想下回る

米宅配大手ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)の株価が下落。デービッド・アブニー最高経営責任者(CEO)が宅配スピードを速め、週末サービスを拡大するため、支出を加速させる意向を示したことが売りを誘った。同氏はこの戦略をUPSの将来には不可欠だとみているが、今年の利益を圧迫すると予想されている。

  フェデックスがアマゾン・ドット・コムとの提携をとりやめた後、UPSはアマゾンからの注文を増やしている。業務の自動化は長期的なコスト削減につながるものの、先行投資の費用で2020年の業績見通しはアナリスト予想を下回った。

  UPS株は一時7.3%安と、9カ月ぶりの大幅安。

  今年の調整後1株当たり利益の見通しは最大で8.06ドルと、アナリスト予想の平均8.07ドルを下回った。

  利益率は3四半期連続で上昇した。昨年10-12月(第4四半期)の営業利益率は11.1%と、前年同期の10.1%から上昇。ホリデーシーズンの記録的な配送量を、利益を損なうことなく乗り切った格好だ。

  自動化により、1件当たりの配送コストは調整後ベースで3.2%低下。米国内での配送量は9%増加した。

  昨年フェデックスとの提携が切れたアマゾンからの需要で、UPSの翌日宅配の空輸量は26%増加。昨年全体の売上高のうちアマゾン関連が占める比率は、11.6%に上昇した。

  第4四半期の1株当たり利益は2.11ドルだった。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想の平均2.10ドル。売上高は3.6%増の206億ドルと、ほぼ予想通りとなった。

原題:UPS Sinks After CEO’s Spending Plan Crimps 2020 Profit Forecast(抜粋)

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