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Photographer: Mario Tama/Getty Images North America
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米GDP10-12月速報は2.1%増、貿易が寄与

更新日時
SAN PEDRO, CA - SEPTEMBER 18: Shipping containers stand attached to trucks at the Port of Los Angeles, the nation's busiest container port, on September 18, 2018 in San Pedro, California. China will impose an additional $60 billion in tariffs on U.S. imports in retaliation to $200 billion in tariffs on Chinese imports set by U.S. President Donald Trump. (Photo by Mario Tama/Getty Images)
Photographer: Mario Tama/Getty Images North America

2019年10-12月(第4四半期)の実質国内総生産(GDP)速報値では、個人消費が減速し、企業設備投資の落ち込みが続いた。一方、貿易赤字の縮小や住宅建設の増加に支えられ、安定した経済成長が維持された。

キーポイント
  • 10-12月実質GDP速報値は前期比年率2.1%増
    • ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は2%増
    • 7-9月(第3四半期)も2.1%増
  • 個人消費は1.8%増に減速-予想2%増
    • 昨年1-3月(第1四半期)以来の低い伸び
  • 設備投資は1.5%減(前期2.3%減)
    • 前回のリセッション(景気後退)以降で最長の3期連続減少
U.S. economy grew at 2.1% annualized pace in fourth quarter

  2019年通年のGDPは2.3%増で、トランプ米大統領就任以降で最も低い伸びとなり、同氏が目標として約束した成長率の3%を下回った。

  ナットウェスト・マーケッツの米国担当シニアエコノミスト、ケビン・カミンズ氏は「個人消費がやや抑制され始めている」と指摘。「企業設備投資の見通しは非常に暗い状況だ」と述べた。

  変動が大きい貿易と在庫を除く国内最終需要は10-12月に1.6%増。19年中で最も小幅な伸びにとどまった。

  米自動車メーカー、ゼネラル・モーターズ(GM)の労働者ストライキも10-12月成長の足かせになった。自動車生産のGDP寄与度はマイナス0.81ポイントと、2015年末以来の大幅マイナス。前期は09年以来の大きなプラス寄与となっていた。自動車生産を除いたベースの10-12月GDPは3%増。前期は1.3%増だった。

  一方、10-12月の住宅投資は5.8%増と、2年ぶりの高い伸びを示した。前期は4.6%増。

  貿易赤字の縮小も全体のGDPを大きく押し上げた。赤字縮小は米中貿易戦争を背景とした輸入の急減が主因。純輸出のGDP寄与度は1.48ポイントと、09年以来の大幅寄与。在庫が1.09ポイントのマイナス寄与となった分を補った。

  個人消費支出(PCE)価格指数は、食品とエネルギーを除いたコア指数が10-12月は1.3%上昇。米金融当局が目標とする2%を大きく下回った。

  統計の詳細は表をご覧下さい。

原題:Trade Helps U.S. Economy Grow 2.1% While Consumption Slows (2)(抜粋)

(統計の詳細を追加し、更新します)
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