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ユニゾ巡るTOB合戦、会社側はEBO賛同継続-対抗価格引き上げも

ユニゾホールディングス(HD)は30日、同社に対して実施中、または提案中の株式公開買い付け(TOB)の価格引き上げに伴い、コメントを発表した。従業員らによる買収(EBO)への賛同を継続するという。価格引き上げにより、現時点ではEBOの提示価格が最安値となっている。

  米投資会社ブラックストーン・グループは28日、ユニゾHDの同意を条件に提案しているTOB価格を1株5000円から5600円に引き上げると発表。4月末を合意期限とした。翌29日にはフォートレス・インベストメント・グループが現在実施中のTOB価格を同4100円から5200円に変更するとし、買い付け期間を2月13日まで延長した。

  ユニゾ従業員と米投資ファンドローン・スターが出資するチトセア投資が実施しているTOB価格は1株5100円で、両者の価格を下回ることになった。30日に買い付け期限を2月4日から14日まで延長すると発表したが、価格の見直しは行わなかった。

  ユニゾHDの発表文によると、チトセア投資のTOBへの賛同を継続する一方、フォートレスのTOB価格引き上げについては、内容を検討するとしつつも、「事前の連絡もなく一方的に行われた」としており、反対を継続。フォートレスによるTOBを巡っては、ユニゾHDは当初は賛成していたものの、「従業員の雇用や労働条件が維持されない可能性もある」などとして撤回。昨年12月に反対に回っていた。

  また、ブラックストーンの提案は会社の同意を条件としているため、TOBを実施するかどうか決まっていない。ユニゾHDは「本買収提案について直ちに、かつ真摯(しんし)にブラックストーンと協議していく」とコメントした。

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