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パウエル議長、FRBもやがて参加へ-気候変動巡る中銀ネットワーク

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は29日、日本銀行や日本の金融庁を含め各国・地域の中央銀行・金融監督当局が参加する「気候変動リスク等に係わる金融当局ネットワーク(NGFS)」に、FRBも参加することになりそうだと語った。

  連邦公開市場委員会(FOMC)後に記者会見したパウエル議長は、FRB当局者がNGFSの会合には既に出席していると説明。まだ正式参加していない理由を問われたのに対し、FRBとして「恐らくある時点でそうするだろう」と答えた。

Fed Chairman Jerome Powell Holds News Conference Following FOMC Rate Decision

記者会見に臨んだパウエル議長(1月29日)

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  パウエル議長は「金融システム全般に及ぶ安定性リスクはあるかと問えば、長期的には確実にその可能性があり、1つの政府機関として気候変動について考慮する上で、この点を加味することになると言える」と指摘。ただ、気候変動への対応で必要とされる政策変更の大半は政治家が責任をもって講じるべきだと付け加えた。

  他国・地域の中銀が気候変動に絡む金融面のリスクに取り組む中にあって、FRBが総じてその後塵を拝してきたことに、批判の声が上がっている。気候変動の影響に関するFRBの研究は初期的な段階にあり、昨年11月にようやくこの問題で初の会議が開催されたばかりだ。

  パウエル議長は「気候変動のリスクに対し、金融システムを頑強に保つよう、国民がわれわれに期待するのは当然であり、実際にそのような期待を抱くだろう」と話した。

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原題:Powell Says Fed Is Likely to Join Group of Green Central Banks(抜粋)

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