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債券は上昇、中長期や先物に買い-超長期は売られ利回りスティープ化

更新日時

債券相場は上昇。長期金利は一時2カ月ぶりの低水準を付けた。新型肺炎の感染拡大への警戒が残る中、先物や中長期ゾーンの現物債が買われた。一方、超長期債は高値警戒感から売られ、利回り曲線はスティープ(傾斜)化した。

  • 長期国債先物3月物の終値は9銭高の152円86銭。午前に152円88銭まで上昇し、午後は152円80銭台と高値圏で推移
  • 新発10年債利回りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.065%。一時はマイナス0.07%と昨年12月2日以来の水準に低下
  • 新発2年債利回りはマイナス0.16%、新発5年債利回りはマイナス0.165%と、ともに1bp低下
  • 超長期債は売り優勢。新発20年債利回りは0.23%、新発30年債利回りは0.365%、新発40年債利回りは0.385%と、いずれも上昇

市場関係者の見方

パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長

  • 米国務省は自国民に中国に渡航しないよう勧告しており、人の往来がなくなると経済に大きな影響が出る。長期金利がどこまで下がるかは新型肺炎の拡散がいつ収束するか次第
  • 株価の反応は楽観的過ぎてうのみにするわけにいかない
  • 収束時期はまだ見極めが付かないが、投資家はその間も資金を運用せざるを得ないので少しずつ買っている状況

野村証券の松沢中チーフストラテジスト

  • 20年債利回りは昨日一時0.21%と日銀が前回オペを減額した昨年11月5日の水準を下回り、利回り曲線ではすでに当時よりフラット(平たん)化しているため、利益確定売りが出やすい
  • 債券は昨日から物色の中心が超長期から先物へと変わり始めた
長期国債先物3月物の日中取引推移

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.160%-0.165%-0.065%0.230%0.365%0.385%
前日比-1.0bp-1.0bp-0.5bp+0.5bp+1.0bp+1.0bp
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