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Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
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日本株は3カ月ぶり安値、新型肺炎警戒や決算失望-電機が下げ先導

更新日時
  • 新型肺炎の状況を注視とFRB議長、国内でも新型肺炎患者が増加
  • 決算失望のスクリンHはストップ安、アドテストやキヤノンも安い

30日の東京株式相場は大幅に反落し、株価指数は3カ月ぶり安値に沈んだ。新型肺炎による景気の先行き警戒に企業決算への失望が重なり、電機や精密機器、機械など輸出関連中心に幅広く売られた。決算発表銘柄ではSCREENホールディングス、アドバンテスト、キヤノンが大幅安。

  • TOPIXの終値は前日比25.18ポイント(1.5%)安の1674.77
  • 日経平均株価は同401円65銭(1.7%)安の2万2977円75銭
    • 両指数とも昨年11月1日以来の安値

〈きょうのポイント〉

  • パウエルFRB議長:新型コロナウイルスの状況を非常に慎重に注視-短期的に中国の生産に影響するのは明白
  • 新型ウイルス、中国の死者が170人に-WHOは緊急事態宣言検討
  • 武漢から帰国の邦人3人が新型ウイルス陽性、2人無症状-厚労省
  • スクリンHは通期予想を下方修正

    • キヤノンは第4四半期の営業利益が市場予想を下回る
    • アドテストは第3四半期決算発表

  三井住友DSアセットマネジメントの石山仁チーフストラテジストは「世界の株価上昇をけん引してきたグロース系テクノロジー銘柄が今まで通り買えるのか、業績を確認しなければならない時期に新型肺炎の悪材料が重なり下げに拍車をかけた」とし、「新型肺炎の落ち着きを待つ以外に情報がない中での決算発表シーズンだ」と述べた。

Final Trading Day Of The Year At The Tokyo Stock Exchange

東証

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  国内でも新型肺炎の患者が増加し、感染に歯止めがかからない。世界保健機関(WHO)は30日、新型肺炎についての緊急委員会の会合をあらためて開き、感染拡大が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に当たるかどうかを話し合う。「WHOの規制がかかれば物や人の動きが鈍化する。これまでは新型ウイルスの影響があるのは内需だと思っていたが、輸出にも関係してくる」と、石山氏はみる。

  29日は米連邦公開市場委員会(FOMC)がフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジ維持を決定した。野村証券投資情報部の若生寿一エクイティ・マーケット・ストラテジストは「パウエルFRB議長は消費に関する見方を少し落とすなど景気に対してやや慎重。新型肺炎についても判断は時期尚早だとしながら警戒しており、次の一手が利上げでないことを示唆した」と話し、「長期金利低下が景気懸念を映しているとすれば心配」だとした。

  世界景気の先行きに不透明感が漂う中、米国株先物やアジア株が軟調に推移、これまで上昇が目立っていたグロース株やテクノロジー株に売りが膨らみ、指数は一段安となった。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の荒井誠治投資ストラテジストは「決算を発表したスクリンHの株価が劇的に反応したため恐怖感がある」との見方を示した。

401円安で2万3000円割れ
  • 東証33業種では電機やガラス・土石製品、機械、精密機器、海運、鉄鋼、化学が下落率上位
  • 証券・商品先物取引のみ上昇
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