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債券上昇、新型肺炎懸念や2年入札順調で-長期金利2カ月ぶり低水準

更新日時

債券相場は上昇。新型肺炎の感染拡大による世界的な景気減速懸念や、この日に実施された2年債入札が順調な結果となったことを受けて買い圧力が強まった。

  • 新発10年債利回りは一時、前日比2.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.065%と、昨年12月2日以来の水準まで低下
  • 2年債利回りは一時マイナス0.155%と、6日以来の低水準
  • 新発20年債利回りは一時0.21%、新発30年債利回りは一時0.34%と、それぞれ昨年11月1日以来の水準に低下
  • 長期国債先物3月物の終値は24銭高の152円77銭。一時は152円88銭と、中心限月の日中取引ベースで昨年12月4日以来の高値を付けた

市場関係者の見方

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 新型肺炎の影響による景気減速懸念で市場は金利が下がる方向しかみていない
  • 米国では利下げ期待も出てきており、市場は金融当局の政策対応を織り込み始めている
  • ただ、日本銀行に関しては市場がマイナス金利の深掘りを懐疑的にみており、利回り曲線のスティープ(傾斜)化志向も引っ掛かるため、日本の金利低下はゆっくりとしたペースでしか進まない
長期国債先物3月物の日中取引推移

2年債入札

  • 最低落札価格は100円49銭5厘、市場の予想中央値100円49銭を上回る
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.49倍、前回4.69倍
  • 小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は1厘、前回5厘
  • 岡三証の鈴木氏
    • 2年債入札は事前に無難な結果が見込まれていたが、予想以上に強かった感ある
    • 安全資産として本来買われるべき中短期債はマイナス利回りが嫌気されて出遅れていたが、今回の入札では新型肺炎による景気減速懸念の影響がみられる格好となった
  • 備考:過去の2年債入札の結果一覧

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.150%-0.155%-0.060%0.220%0.350%0.365%
前日比-1.5bp-2.0bp-2.0bp-1.5bp-2.0bp-2.5bp
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