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ウイルスが引き起こした米国債利回り低下は継続か-1.35%に逆戻りも

  • コンベクシティ・ヘッジが起き、相場上昇に拍車がかかったもよう
  • 一段とネガティブなニュースでコンベクシティ・ヘッジの動き加速も

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う米国債利回り低下が「コンベクシティ・ヘッジ」として知られる現象を引き起こした可能性があり、これは利回りに一段の低下余地がある可能性を意味する。

  10年物米国債利回りは昨年10月以降、ほぼ1.70-1.95%のレンジで推移してきたが、先週終わりには感染拡大懸念からさらに低下に向かい24日に1.70%を割り込んだ。これが、さまざまな市場参加者によるコンベクシティ・ヘッジを引き起こし、相場上昇に拍車がかかったもようだと、TDセキュリティーズが分析。こうした流れが一段の利回り低下を引き起こす可能性があると指摘した。

  TDの世界金利責任者、プリヤ・ミスラ氏は顧客向けリポートで、「コンベクシティのヘッジの一部は恐らく、住宅ローン投資家と保険会社によるものだと思われる」と解説した。

10-year yields breakout of range held since October

  住宅ローン投資家は10年債利回りが低下すると金利スワップ市場にコンベクシティ・ヘッジ・フローをもたらす傾向がある。利回りは年初から30ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)以上低下して、28日には一時1.57%となった。株価が下落する中、保険会社によるコンベクシティ・ヘッジも同様のフローを促し得る。

  「一段とネガティブなニュースが出ればコンベクシティ・ヘッジの動きが加速し、10年債利回りは過去最低の1.35%に戻る可能性がある」とミスラ氏は指摘した。

原題:Hedging Flows Supporting Treasury Rally May Have Further to Go(抜粋)

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