コンテンツにスキップする
Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

iPhone需要が回復、アップル10ー12月期売上高が市場予想上回る

更新日時
  • 1-3月期の売上高見通しもアナリスト予想上回る
  • サービス収入は予想下回る-株価は時間外取引で2%上昇も伸び悩む
Apple iPhone 11 smartphones during a product launch event in London.
Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

アップルが28日発表した昨年10-12月(第1四半期)の決算で、売上高はウォール街の予想を上回った。「iPhone(アイフォーン)」需要の回復やウエアラブル端末の販売増加が追い風となった。自社目標に届かなかった前年同期に比べて目覚ましい復活を遂げた。

  今四半期の売上高見通しもアナリスト予想を上回り、 アップル株は時間外取引で一時約2%上昇した。ただサービス収入が予想をやや下回り、株価は伸び悩んだ。

  昨年10ー12月期の売上高は918億ドル(約10兆円)で、前年同期比9%増加した。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均は884億ドルだった。1株利益は4.99ドルで、アナリスト予想を上回った。

  アップルは1-3月(第2四半期)売上高は630億-670億ドルになるとの見通しを示した。アナリスト予想平均では623億ドルと見込まれていた。

  クロス・リサーチのシャノン・クロス氏は「アイフォーンは極めて好調だ」と述べ、ウエアラブル端末やアップストアの力強い成長が続いたと指摘した。

  アップル株は新型アイフォーンへの期待感や「iCloud(アイクラウド)」などのサービス収入への強気見通しが広がり、ここ数カ月に大幅上昇。バリュエーションは少なくとも10年で最高の水準に達している。

Apple's price-to-earnings ratio is near the highest in more than a decade

  

  ティム・クック最高経営責任者(CEO)は28日、最新アイフォーンに「旺盛な需要」が見られたと述べ、15億台を超える端末ベースが同社の全体的な成長の大きな原動力になっていると指摘した。

  クックCEOはアナリスト向け電話会見で、新型コロナウイルスについて言及。 アップルは中国の情勢を追跡しており、同地域の従業員や提携先と緊密に協力していると述べた。事実上全てのアイフォーンは中国で組み立てられている。鴻海精密工業が河南州鄭州市で、和碩聯合科技(ペガトロン)は上海近郊の工場で主に生産している。

  ルカ・マエストリ最高財務責任者(CFO)は1-3月期の売上高予想レンジが通常より幅広いのは新型ウイルス感染拡大による不確実性が理由だと説明した。

  アイフォーンの10ー12月期売上高は560億ドルと、前年同期比8%増。前年同期の約15%減収から大きく改善した。「AirPod(エアポッド)」などウェアラブル端末と周辺機器の売上高は前年同期比37%増の100億ドル。サービス収入は同17%増の127億ドルだったが、アナリスト予想に届かなかった。

原題:Apple Holiday Results Top Estimates on IPhone Demand (2) (抜粋)

(CEOのコメントや部門別業績を追加して更新します。)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE