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1月28日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:カナダ・ドル上昇、株反発で-リスク選好の動き復活

  28日のニューヨーク外国為替市場では、カナダ・ドルが上昇。新型コロナウイルスを封じ込めようとする世界的な取り組みを背景に、リスクテーク意欲が復活した。一方、ポンドは1週間ぶりの安値となった。市場は今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)とイングランド銀行の政策決定を待っている。

  • 主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%安。ドルは主要10通貨に対して高安まちまちだった。NY原油先物相場が6営業日ぶりに持ち直したことを追い風に、加ドルとノルウェー・クローネは幅広く上昇
    • ドルはこのままいけば、月間ベースで昨年7月以来の大幅高となる
  • 安全な逃避先とみられる通貨は軟調。S&P500種株価指数が4カ月ぶりの大幅安を記録した前日から反発。米国債は下落した
    • 新たな渡航制限が発表される中、新型コロナウイルスの経済的影響を巡る不安は続いているが、アップルなど米企業の決算発表に注目が移っているようだ
  • FOMCは29日の政策決定で金利を据え置くと広く予想されているが、新型ウイルスの感染拡大を背景に利下げ観測がやや高まっている。一方、イングランド銀行の利下げ確率は約50%とみられている
    • 新型ウイルスに関するFOMCのメッセージが、ドルの方向性にとって重要となる可能性-BNY
  • 昨年12月の米耐久財受注統計では、全体の受注が大きく伸びたものの、設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の受注は低調だった。11月の米20都市住宅価格指数は前年同月比の伸びが9カ月ぶりの大きさとなった
  • ニューヨーク時間午後4時35分現在、ドルは対円で0.3%高の1ドル=109円17銭。ユーロは対ドルでほぼ変わらずの1ユーロ=1.1020ドル
  • 米ドルは対加ドルで0.3%安。ポンドは対ドルで0.3%安

原題:Loonie Outperforms as Stocks Rebound; Pound Drops: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株が反発、ウイルス懸念後退-国債は下落

  28日の米株式相場は反発。新型コロナウイルスの感染拡大を食い止める取り組みにより経済への大きな打撃は回避されるとの観測が広がり、S&P500種株価指数は昨年10月以来の大幅上昇となった。米国債は反落。

  • 米国株は反発、新型肺炎の経済への影響は限定的との観測
  • 米国債は反落、10年債利回りは1.66%に上昇
  • NY原油は反発、新型ウイルスの需要への影響を見極め
  • NY金先物は反落、新型肺炎の懸念やや後退

  テクノロジー株が相場反発をけん引する中、S&P500種はここ4カ月ほどで最大の下げとなった前日の水準から持ち直した。このところ売りを浴びていた半導体やカジノ、航空関連の一部銘柄も回復した。一方で安全逃避の動きは後退、米国債と金がともに下げた。

  S&P500種株価指数は前日比1%高の3276.24。ダウ工業株30種平均は187.05ドル(0.7%)高の28722.85ドル。ナスダック総合指数は1.4%上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.66%。

  新型肺炎の影響の全容把握には時期尚早なこともあり、トレーダーは米消費者信頼感指数米20都市住宅価格指数など、この日の良好な経済指標を材料に取引を行った。

  フェデレーテッド・インベスターズの最高投資責任者(株式担当)、スティーブン・オース氏はブルームバーグテレビジョンに対し、世界的な回復を支える要素は中国の回復以外にたくさんあるとコメント。「それが今後実現すると、当社は引き続き考えている」と語った。

  ニューヨーク原油先物相場は反発。新型ウイルスの感染拡大が燃料需要にどの程度影響するかを見極める動きが広がり、6営業日ぶりの上昇となった。また石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」が3月の会合で減産の継続や拡大を協議するとの情報が伝わり、安心感を与えた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は34セント(0.6%)高の1バレル=53.48ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント3月限は19セント高の59.51ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。新型ウイルス感染の影響に関する懸念が金融市場で若干後退し、金の逃避需要が弱まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は0.5%安の1オンス=1575.80ドルで終了。

原題:Stocks Shake Off Virus Dread in Busy Earnings Week: Markets Wrap(抜粋)

Oil Snaps Five-Day Slide as Investors Weigh Virus Impact

PRECIOUS: Gold Drops With Shift in Sentiment Over Virus Impact

◎欧州債:ドイツ債が下げに転じる、安全資産の買い一服

  28日の欧州債市場では、ドイツ債と英国債が下落。朝方には安全資産への買いが入ったが、株式相場が上昇しシンジケート団による国債発行が市場を圧迫する中で、下げに転じた。

  • ドイツ債の利回り曲線がベアスティープ化。中核国の長期債は準中核国をアンダーパフォームした
    • フランスは30年債を50億ユーロ発行。最終的な需要は275億ユーロを超えた
  • イタリア債はほぼ変わらず。10年債利回りが昨年11月以来初めて1%を切る場面もあったが、やや押し戻された
    • ギリシャはシンジケート団を通じて15年債を25億ユーロ発行。最終的な需要は188億ユーロを上回った
  • 英国債の利回り曲線はベアスティープ化。30日のイングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会(MPC)について、短期金融市場が織り込む利下げ幅は13ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)。前日は15bpだった
  • ドイツ10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇のマイナス0.35%、英10年債利回りは4bp上げて0.54%、イタリア10年債利回りは1bp下げて1.03%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Bunds Reverse Haven Bid, BTPs Steady; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します)
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