コンテンツにスキップする

米国株が反発、ウイルス懸念が後退-国債は下落

更新日時

28日の米株式相場は反発。新型コロナウイルスの感染拡大を食い止める取り組みにより経済への大きな打撃は回避されるとの観測が広がり、S&P500種株価指数は昨年10月以来の大幅上昇となった。米国債は反落。

  • 米国株は反発、新型肺炎の経済への影響は限定的との観測
  • 米国債は反落、10年債利回りは1.66%に上昇
  • NY原油は反発、新型ウイルスの需要への影響を見極め
  • NY金先物は反落、新型肺炎の懸念やや後退

  テクノロジー株が相場反発をけん引する中、S&P500種はここ4カ月ほどで最大の下げとなった前日の水準から持ち直した。このところ売りを浴びていた半導体やカジノ、航空関連の一部銘柄も回復した。一方で安全逃避の動きは後退、米国債と金がともに下げた。

  S&P500種株価指数は前日比1%高の3276.24。ダウ工業株30種平均は187.05ドル(0.7%)高の28722.85ドル。ナスダック総合指数は1.4%上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.66%。

Major U.S. equity benchmarks on track for another month of gains

  新型肺炎の影響の全容把握には時期尚早なこともあり、トレーダーは米消費者信頼感指数米20都市住宅価格指数など、この日の良好な経済指標を材料に取引を行った。

  フェデレーテッド・インベスターズの最高投資責任者(株式担当)、スティーブン・オース氏はブルームバーグテレビジョンに対し、世界的な回復を支える要素は中国の回復以外にたくさんあるとコメント。「それが今後実現すると、当社は引き続き考えている」と語った。

  ニューヨーク原油先物相場は反発。新型ウイルスの感染拡大が燃料需要にどの程度影響するかを見極める動きが広がり、6営業日ぶりの上昇となった。また石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」が3月の会合で減産の継続や拡大を協議するとの情報が伝わり、安心感を与えた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は34セント(0.6%)高の1バレル=53.48ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント3月限は19セント高の59.51ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。新型ウイルス感染の影響に関する懸念が金融市場で若干後退し、金の逃避需要が弱まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は0.5%安の1オンス=1575.80ドルで終了。

原題:Stocks Shake Off Virus Dread in Busy Earnings Week: Markets Wrap(抜粋)

Oil Snaps Five-Day Slide as Investors Weigh Virus Impact

PRECIOUS: Gold Drops With Shift in Sentiment Over Virus Impact

(市場関係者のコメントなどを追加、相場を更新します)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE