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Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

2020年の悲観シナリオに傾く、新型ウイルス感染拡大で金利相場が上昇

  • 米金融当局、1-3月末までに利下げ強いられる-アバディーン
  • 金利市場は10月利下げ織り込む、据え置き派と大胆な利下げ派が分裂
The Marriner S. Eccles Federal Reserve building stands in Washington, D.C., U.S., on Monday, Aug. 13, 2018. Federal Reserve officials left U.S. interest rates unchanged in August and stuck with a plan to gradually lift borrowing costs amid strong growth that backs bets for a hike in September.
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

米金融当局の建設的な見方を市場が受け入れつつあった矢先、悲観シナリオの現実化に向けて歯車が動き出したかのようだ。

  新型コロナウイルスの感染拡大で株式が急落する一方、最も安全な資産が買われ、金利相場の上昇を後押ししている。先週には先物市場が織り込む利下げは年末までに1回だったが、いまや10月までの利下げが完全に織り込まれている。

  この変化はアバディーン・アセット・マネジメントのジェームズ・エイシー氏のような投資家にとって有利に働く。同氏は深刻な景気冷え込みで連邦公開市場委員会(FOMC)が大胆な金融緩和に踏み切らざるを得なくなるとの仮説に基づき、米短期債や先物に投資している。

  エイシー氏は「現在の株価水準、世界の動きを見てみればいい。1-3月末までには、米金融当局は利下げせざるを得なくなっていると思う」と述べた。

  この見解は依然、少数派だ。市場が織り込む1回の利下げは、当局が表明している通り金利据え置きが続くとみる多数派と、急激な利下げを見込む少数派の分裂を反映したものだと、複数の投資家が述べた。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は金利変更を促すには景気見通しの「重大な再評価」を要するとしており、それがあるとみるかないとみるかで、予測が割れている。

Treasuries rallies pull market's interest-rate expectations lower

原題:
Rates Market Lurches Toward Fed’s Darker 2020 Policy Scenario(抜粋)

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