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日本人で初の新型肺炎感染確認、武漢滞在歴ない60代男性-厚労省

更新日時
  • 奈良県在住のバス運転手、ツアー客乗せ東京-大阪間を移動
  • 国内7例目の感染も発表-武漢市から21日来日した40代の中国人女性

中国の湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎に関連し、厚生労働省は28日夜、日本人で初めての感染者が確認されたと発表した。奈良県に住む60代の男性でバスの運転手。同省は武漢からのツアー客から感染した可能性が高いとみているが、まだ特定できておらず、調査を継続している。

  武漢の滞在歴がない感染者が国内で確認されたのも初めて。男性は今月8~11日と12~16日の2回、いずれも武漢からのツアー客をバスに乗せて東京ー大阪間を移動。途中で数県に立ち寄った。14日のツアー中から咳などの症状があり、17日に同県内の医療機関を受診した際には異常はなく経過観察となり、25日に再度受診し、医療機関に入院した。症状は改善傾向にあるという。同省は男性との接触者が104人としており、濃厚接触者18人をリストアップし、調査を進めている。

  同省の日下英司・結核感染症課長は記者会見で、ツアー客に明らかに肺炎の人がいたとは聞いていないと述べた。現時点では、無症状の人からの感染とは確認できていない。ツアー客は全員帰国している。ツアー客の数は1回目が31人、2回目が29人。男性はこのほか、18~22日には大連からの客も乗せてバスを運行した。

  奈良県の男性とは別に同省は28日、新たに2人の感染を確認したことも明らかにした。国内感染は合計で7例目となる。1人は武漢市在住の40代男性で、20日に来日した。発熱があり26日に愛知県内の医療機関を受診。肺炎を併発し現在入院中という。もう1人も武漢市の40代女性で21日に来日。北海道観光中に体調を崩し、27日に道内の病院に入院した。胸部レントゲン検査で肺炎像が見つかった。

  また、同省は28日、新型肺炎についてのコールセンターも開設、国民への情報発信を進める。

  

 

(厚生労働省の記者会見を受け全面的に更新しました)
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