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超長期債が上昇、新型肺炎の懸念根強く買い圧力-あすの2年入札重し

更新日時

債券市場では超長期債が上昇。新型コロナウイルスの急速な感染拡大ペースを背景に事態の深刻化懸念がくすぶる中、プラス利回りの超長期債に対する買い圧力が強まった。一方、東京株式相場の反発やあすの2年債入札を控えて、中長期ゾーンの上値は限定された。

  • 新発20年債利回りは0.235%、新発30年債利回りは0.37%と、それぞれ前日から0.5ベーシスポイント(bp)低下。新発40年債利回りは1bp低い0.39%
  • 新発10年債利回りはマイナス0.035%まで上昇した後、横ばいのマイナス0.04%で推移
  • 長期国債先物3月物の終値は1銭安の152円53銭。取引開始後に2銭高まで上昇したが、徐々に軟化。午後に日本株が上げ幅を拡大したことを受けて一時10銭安の152円44銭まで下落

市場関係者の見方

パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長

  • 新型コロナウイルスの感染拡大スピードは想定以上に速い感があり、株式市場のリスクオフ一服もまだ楽観視はできない
  • どんどんリスクオンになるとは考えにくく、40年債などには買いが入っているようだ
  • 一方、あすの2年債入札を控えて上値が抑えられた面も

三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也シニアエコノミスト

  • 新型肺炎を巡る過度な悲観論の修正で日本株が上昇したことから、いったん債券にはネガティブに働いた局面もあった
  • ただ、新型ウイルスの感染者数が重症急性呼吸器症候群(SARS)を超えるなど、決して楽観していい状況ではない
  • 春節明けの香港株式相場が大幅下落するなど、引き続き予断を許さない

国債買い入れオペ

  • 対象は1年以下、1年超5年以下、5年超10年以下
  • 買い入れ額は各ゾーンで前回から据え置き
  • 応札倍率は軒並み低下し、投資家の売り需要が縮小した可能性が示された
  • 三井住友トラストAMの押久保氏
    • オペ結果は無難な範囲に収まった印象
  • 備考:過去の日銀オペの結果一覧

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.130%-0.130%-0.040%0.235%0.370%0.395%
前日比+0.5bp+0.5bp横ばい-0.5bp-0.5bp-0.5bp
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