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トランプ氏、習主席やトルコ大統領に直接便宜とボルトン氏懸念-米紙

  • 司法長官に非公式に昨年懸念を伝えていたと出版予定の著書で暴露
  • 司法長官もZTE巡るトランプ氏と習主席との会談に言及したという

トランプ米大統領が中国の習近平国家主席やトルコのエルドアン大統領に対し、実質的に直接便宜を図っているとの懸念をボルトン前米大統領補佐官(国家安全保障担当)がバー司法長官に非公式に昨年伝えていたと米紙ニューヨーク・タイムズが報じた。

  ボルトン氏が出版を予定する著書の草稿を引用して同紙が伝えたもので、中国やトルコの企業に対し米司法省が進めていた調査が本来独立のものであるにもかかわらず、トランプ大統領が自身に影響力があるかのような印象を生じさせたとして、バー司法長官もボルトン氏に憂慮を打ち明けていたことが紹介されている。

  同紙によれば、バー司法長官は中国の通信機器メーカー、中興通訊(ZTE)に関するトランプ・習会談での会話を具体例に挙げたという。イランと北朝鮮への制裁違反に絡み米国がZTEに科した制裁は大統領がその後、補佐官や議会共和党の反対を押し切って緩和した。

  このほか、トルコの国営銀行ハルクバンクに対する司法省調査に関連し、2018年の米・トルコ首脳会談でトランプ氏が語った内容にもバー司法長官は言及したという。イランが米財務省の制裁を逃れるのを助けるため、ハルクバンクがマネーロンダリング(資金洗浄)などに関与した疑惑を司法省が調査していた。

  米司法省と国家安全保障会議(NSC)の報道官は、ニューヨーク・タイムズ紙の取材に対し、司法長官とボルトン氏との会話に関するコメントを控えている。ボルトン氏と著書の出版社、著作権代理人は原稿を同紙に見せたことはないと説明した。

原題:Bolton, Barr Had Concern About Trump Talks W/ China, Turkey: NYT(抜粋)

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