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ドル・円は小反発、新型肺炎への懸念続くも調整の買いが支えとの見方

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は小幅反発。中国発の新型コロナウイルス感染に対する警戒感は根強いものの、短期的なポジション調整目的の買い戻しが相場を支えたとみられている。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時23分現在、前日比0.1%高の1ドル=109円05銭。朝方に108円82銭と前日に付けた8日以来の安値に近づいた後、下げ幅を解消
  • 中国が最大の貿易相手国である豪ドルは対米ドルで変わらずの1豪ドル=0.6761ドル。一時は0.6747ドルと昨年10月16日以来の安値

リスク回避のドル安・円高が一服

市場関係者の見方

    バークレイズ証券の門田真一郎チーフ為替ストラテジスト

    • 新型ウイルスの感染拡大と経済への悪影響に終わりが見えたわけではないので、リスク回避の円高基調はまだ続く。ドル・円は上値が重く下方向を警戒する必要がある
    • きょうは株価や金利が戻していない中で小幅に反発したが、短期的な調整の範囲内ではないか
    • 豪ドルは、中国との経済的な関係から売られやすい。加えて森林火災や利下げ観測も逆風に

    三菱UFJ銀行の平井邦行上席調査役(ニューヨーク在勤)

    • 新型ウイルス拡散度合いなどの関連ニュースが引き続き最大の注目材料。SARS当時とは異なり、今回は問題の収束後に世界経済の拡大基調が強まるか疑問が残る
    • 豪ドルは対中輸出への打撃を材料に狙われやすいのに加え、中国市場が休場中なので人民元の代わりに売られている面も。英ポンドはEUとの交渉をめぐる不透明感と利下げ観測が重し

    背景

    • 新型コロナウイルスの感染による中国での死者数が106人に-感染者例も4515件に急増
    • 米国務省、中国への渡航警戒レベル引き上げ-「渡航の再検討」に
    • 日経平均株価は前日比127円安で取引を終了。米株先物と米10年債利回りは下げ止まり
    • 中国や香港などアジア市場の多くは春節で休場
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