コンテンツにスキップする

米銀のVCファンド出資規制緩和へ、ボルカー・ルール改定-関係者

  • 米当局は週内にVCファンド出資規制緩和を提案する見込みと関係者
  • 銀行とファミリーオフィスの取引規制緩和も提案

米銀の自己勘定取引など市場取引を規制してきた「ボルカー・ルール」の改定に伴い、ベンチャーキャピタル(VC)ファンドへの出資規制が大幅に緩和される見込みだ。事情に詳しい関係者3人が明らかにした。

  これら関係者が匿名で明らかにしたところでは、連邦準備制度理事会(FRB)など監督当局は週内に、銀行によるVCファンド出資規制の緩和などを提案する見込み。トランプ大統領が指名した当局者らは、米金融規制改革法(ドッド・フランク法)に盛り込まれたボルカー・ルールの改定を目指してきた。関連当局の一部は新たな改定内容について、今月30日に採決する計画。
  
  FRBや米証券取引委員会(SEC)などの監督当局は昨年、銀行の自己勘定による投機的な取引禁止規定の大幅な改定を終えている。同規定は2008年の金融危機を教訓に、銀行による無謀なリスクテークを減らす目的で導入された。しかし、ボルカー・ルールはプライベートエクイティー(PE、未公開株)やVC、ヘッジファンドへの大規模投資も禁じている。

  金融危機から十数年経過し、規制当局はこうした規制の一部を見直している。関係者らによると、新たな提案では銀行のVCファンドへの出資のほか、富裕層の資産管理を手掛けるファミリーオフィスとの取引も規制緩和の対象となる見込み。

  FRBや連邦預金保険公社(FDIC)、通貨監督庁(OCC)それぞれの報道官はコメントを控えた。SECと商品先物取引委員会(CFTC)にもコメントを要請したが、返答はなかった。

原題:Wall Street Venture-Fund Curbs to Be Eased in Volcker Revamp (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE