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日本政府が今夜、中国・武漢へのチャーター機派遣-茂木外相

更新日時
  • マスク、防護服などの支援物資、チャーター機で輸送する方針
  • 新型肺炎を「指定感染症」に閣議決定-患者の強制入院など可能に

日本政府は28日夜、新型肺炎で封鎖されている中国・武漢市に滞在する日本人を帰国させるためチャーター機1機を現地に派遣する。帰国希望者約650人のうち、第一便として200人程度を収容し、29日午前に羽田空港に到着する予定だ。

  茂木敏充外相が28日の記者会見で明らかにした。チャーター機で、感染予防マスクや防護服などの現地への支援物資も輸送する方針。茂木氏は、希望者が全員帰国できるよう29日以降もチャーター機を手配する方向で調整していると述べた。

  岡田直樹官房副長官によると、感染症流行地域からの邦人避難で日本政府がチャーター機を派遣するのは過去50年間で例がないという。同氏は午後の記者会見で、避難させる手段として政府専用機の活用も排除しない考えも示した。

  安倍晋三首相は衆院予算委での答弁で、チャーター機で帰国した邦人には2週間外出を控えて自宅にとどまってもらい、健康状態をさらに確認して健康面のケアに万全を期すと語った。加藤勝信厚生労働相によれば、チャーター機内でも医師が健康状態を確認して検疫も実施する。

  外務省はマスクや防護服などの緊急援助物資の供与は中国政府からの要請によるもので、国際協力機構(JICA)を通じて感染拡大に対する支援のため実施するとしている。数量や金額については公表していない。28日夜のチャーター機に乗せる方向で調整中。JICAによれば、ゴーグルや手袋なども緊急物資に含まれる。

  一方、政府は同日の閣議で新型肺炎を感染症法上の「指定感染症」に指定することを決めた。これにより、患者の強制入院や就業制限などが可能になる。加藤厚労相が発表した。

(第3段落に岡田官房副長官の発言を追加して更新しました)
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