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止まらない株安に身構える投資家-日経平均VIが5カ月ぶり高水準

  • 日経平均ボラティリティー指数は昨年8月以来の20台に一時上昇
  • 新型ウイルス収束見通せずヘッジ需要高まる-東海東京調査の仙石氏

株安が続き、投資家は身構える姿勢を強めている。28日の東京株式市場で、日経平均株価の予想変動率を示す日経平均ボラティリティー指数(VI)は一時20.62に上昇した。20以上になったのは、米国が対中貿易の追加関税を発表した昨年8月以来。新型コロナウイルスの感染が拡大し、世界経済に悪影響が出る不安が広がっている。

日経平均ボラティリティ指数の推移

  日経平均ボラティリティー指数はデリバティブ市場でのオプション価格の割高さを反映したもので、価格変動が大きくなるとの見方が強まると上昇する。日経平均オプション市場では、権利行使価格が2万3000円や2万2000円のプット(売る権利)が商いを伴って水準を切り上げている。

  東海東京調査センターの仙石誠マーケットアナリストは、新型肺炎の感染拡大に収束が見えない状況の中で、株式資産の価格下落リスクを避けるために投資家のオプション需要が高まりやすくなっていると話す。春節期間中のインバウンド効果への期待が持ちにくくなっている小売りやサービス業だけでなく、生産拠点の多い中国の経済活動の低下で製造業への影響も意識されていると話した。  

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