コンテンツにスキップする

米上場の中国株や半導体株が軒並安-新型ウイルス感染拡大の影響懸念

  • 27日の米株式市場、クルーズやカジノなど中国関連株の下げ目立つ
  • 武漢は半導体メモリー設計・製造で中国の主要都市-サスケハナ

27日の米株式市場では、半導体メーカーやクルーズ旅行会社、カジノ事業者などの下げが目立った。中国当局が新型コロナウイルス感染の拡大防止に取り組む中、投資家は同国と密接な関係にある銘柄から資金を引き揚げている。

  中国湖北省武漢市で発生した新型ウイルスの感染拡大で中国本土では少なくとも80人が死亡。感染者数は2700人を超えている。中国は新型ウイルスを封じ込めることができていないとの不安が広がり、世界の市場が動揺する中、S&P500種株価指数はこの日、昨年10月以来最大の下げを記録した。

  春節(旧正月)の連休で中国市場は休場が続いているが、新型ウイルス感染が世界的に大流行すれば売り上げの伸びが抑制されるとの懸念から、中国関連の米国株は売り込まれている。

  最も大きな打撃を受けているセクターの1つは半導体株で、指標のフィラデルフィア半導体指数は一時4%安と、5カ月で最大の下げ。サスケハナ・ファイナンシャル・グループのアナリスト、メフディ・ホセイニ氏によれば、武漢は半導体メモリー設計・製造で中国の主要都市であるため、新型肺炎の流行が半導体メモリーやディスプレーメーカーに影響を及ぼす。

  売上高の2割以上を中国に依存するエヌビディアやNXPセミコンダクターが売られたほか、アップルやブロードコム、クアルコムなども安い。

  米国上場の中国株ではアリババ・グループ・ホールディングが一時6.7%安。百度やJDドットコムも大幅安。

  新型ウイルスによるマカオ事業への打撃に懸念が強まっているとして、バンク・オブ・アメリカ(BofA)が投資判断を引き下げたカジノ会社ウィン・リゾーツは急落。中国人の旅行中止による業績リスクをアナリストが警告したことから、ロイヤル・カリビアン・クルーズやカーニバルなどのクルーズ会社も売られた。

The S&P 500 Index is down on Monday after finishing Friday 0.9% lower

原題:From Chipmakers to Casinos, Virus Angst Is Far-Ranging in Stocks(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE