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きょうの国内市況(1月27日):株式、債券、為替市場

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●日本株は大幅下落、新型肺炎拡大で景気懸念-景気敏感中心ほぼ全面安

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  東京株式相場は大幅に下落。新型肺炎の感染拡大で景気や業績への影響が警戒され、機械や素材など景気敏感業種、化粧品などインバウンド関連株中心にほぼ全面安。

  • TOPIXの終値は前営業日比27.87ポイント(1.6%)安の1702.57と3営業日続落
  • 日経平均株価は483円67銭(2%)安の2万3343円51銭と反落

  アイザワ証券投資顧問部の三井郁男ファンドマネジャーは「春節明けの中国の生産活動活発化に期待する向きが多かった中で、新型肺炎の感染が拡大した」と指摘。中国で工場の生産や物流が抑制される事態となれば「生産活動回復のタイミングが先送りされ、中国経済の停滞が長引くかもしれない」と述べた。

  週末に感染が一段と広がり、週明け日本時間27日の米S&P500種Eミニ先物は1%以上下落する場面がある。日本株市場でも設備投資関連など景気敏感、化粧品や小売り、旅行などインバウンド関連中心に幅広く売られ、TOPIX、日経平均とも終値で昨年末終値を割り込んだ。「感染者数が頭打ちになるまで投資家の不安が先行しそう。その間の株価調整を前提に現金比率を高める動きが出ている」と三井氏は語った。

  • 東証33業種では空運や非鉄金属、機械、海運、鉄鋼、化学が下落率上位
  • 新経営計画が評価された三菱地所が買われて不動産のみ上昇
  • 東証1部の値下がり銘柄数は1961と全体の91%を占めた

●長期金利は2カ月ぶり低水準、新型肺炎拡大でリスク回避ーフラット化

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  債券相場は上昇。長期金利は約2カ月ぶりの低水準を付けた。中国発の新型肺炎の感染拡大に対する警戒感から株安や円高が進み、リスク回避の買いが強まった。相対的に超長期ゾーンの金利低下が大きくなり、利回り曲線はフラット(平たん)化した。

  • 新発10年債利回りは一時、前週末比2.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.05%と、昨年12月4日以来の低水準
  • 新発20年債利回りは3.5bp低い0.23%、新発30年債利回りは4bp低い0.365%と、いずれも昨年11月以来の水準まで低下
  • 長期国債先物3月物の終値は27銭高の152円60銭。朝方に152円70銭まで上昇した後、上げ幅をやや縮小して推移

市場関係者の見方

SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト

  • 新型肺炎拡大への警戒感で人やモノの動きが鈍り、中国経済の回復期待もしぼむなど、ファンダメンタルズへの影響が意識され始めた
  • 朝方は先物主導で買われた感じで、10年金利も予想以上に低下した。ただ、マイナス金利を買い進めていくのも厳しい
  • 結局、超長期が買われてフラット化したが、やや過熱感もあり、現物債の買いが盛り上がっている感じでもない
  • あすの40年入札は外部環境がサポートも、2016年7月以来の0.4%割れで決まると投資家が嫌がりそうだ

●円全面高、新型肺炎の拡大で不安高まる-対ドルで109円前後

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  東京外国為替市場では、円が主要16通貨に対して全面高となった。新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念の高まる中、円は対ドルで約3週間ぶりの高値を更新する場面もあった。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時9分現在、前週末比0.2%安の1ドル=109円04銭。朝方に8日以来の安値となる108円73銭を付けてから水準を徐々に戻し、午後は一時109円12銭まで回復
  • オフショア人民元は対ドルで前週末比0.5%安の1ドル=6.9777元。一時は昨年12月末以来の安値となる6.9780元を付けた

市場関係者の見方

りそなホールディングス市場企画部の梶田伸介チーフストラテジスト

  • 週末を越して新型コロナウイルスの感染拡大が続き、収束が見えない中で、不安感から円買いが強まっている
  • 新型コロナウイルスに関しては、SARSほどの事態にはならないとの見方が優勢ではあるが、まだ先が見えず見極め局面に
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