コンテンツにスキップする

アップル株に高値警戒感、ラリー続き「ミスの余地なし」とアナリスト

  • バリュエーションは歴史的高水準-キーバンク
  • BofAは好調な決算を予想、上昇余地は「不透明感増す」

アップルの株価はここ数カ月間、ほぼ途切れることなく上昇を続けてきたことから、アナリストはラリーが行き過ぎなのか疑問視し始めている。

  株価は2020年に入って既に8%余り上昇。19年は86%高と、ここ10年で最大の年間上昇率を記録した。アップル株はこの上昇局面で何度も高値を更新し、時価総額で米国株最大の地位を固めた。

Analysts are questioning Apple's valuation

  株価上昇の背景には中国需要の改善を受けたアップルの20年見通しへの楽観論の高まりやサービス事業の成長、「AirPod(エアポッド)」や「アップルウオッチ」といったウエアラブル製品の好調な売上高見通しがある。さらに、今年「iPhone(アイフォーン)」に次世代通信規格5G対応モデルが投入される見通しで、大ヒット商品になると広く期待されている 。

  キーバンク・キャピタル・マーケッツによると、アップル株は「相対的に安全と受け止められている」が、株価上昇で「バリュエーションが歴史的な高水準」に達している。キーバンクは株価には「売上高の伸びの持続的加速が必要なようだが、当社はそれを予想しておらず、ミスする余地はほとんどない」と指摘した。

  アップルは今月下旬に昨年10ー12月(第1四半期)決算を発表する予定。キーバンクは長期的な懸念をよそに、同四半期が「コンセンサス予想に比べて非常に良いだろう」とコメント。この見方にバンク・オブ・アメリカ(BofA)も同調しており、「強い」四半期決算を見込む。

  BofAはアップル株の投資判断を「買い」とし、目標株価 を23日に10ドル引き上げ340ドルとした。アナリストのワムジ・モハン氏はその上で、長期的な上昇余地は「不透明感が増している」とも指摘。バリュエーションは「長期的なレンジの上限」にあり、関税や粗利益率、営業費用に関する逆風を踏まえると、1-3月期以降の一層の見通し上昇修正の実現は難しいかもしれないと述べた。

原題:Apple Analysts See Little Room for Error After Stock Rally (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE