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ドル・円は一進一退、新型肺炎の感染拡大見極め-109円台半ば

更新日時

東京外国為替市場でドル・円相場は前日の終値を挟んで一進一退。市場関係者からは中国発の新型コロナウイルス感染の影響を見極めたいとの声が聞かれ、方向感のはっきりしない展開に終始した。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時42分現在、前日比0.1%高の1ドル=109円54銭。この日のレンジは109円44銭から109円58銭程度
  • ユーロ・ドル相場は0.1%安の1ユーロ=1.1049ドル。前日に付けた昨年12月2日以来の安値1.1036ドルから水準をやや切り上げての取引だったが、値動きは限定的だった
  • 英ポンド・ドル相場は0.1%高の1ポンド=1.3133ドル

ドル・円は新型肺炎への懸念が重しに

市場関係者の見方

    大和投資信託調査部の亀岡裕次チーフエコノミスト

    • 世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスを巡る緊急事態宣言を見送ったことや中国株式市場の休場もあって円高進行は一服しているが、潜伏期間も含めてあと2週間くらいは市場がこの問題に注目しやすい
    • 当面は感染拡大の行方を見極めながら、経済への悪影響を織り込んでいくだろうが、米国などの景気は基本的には底堅い。ドル・円は年度末にかけては少なくとも110円以上に上昇していく可能性が高い

    三井住友信託銀行ニューヨークマーケットビジネスユニットの持田拓也調査役

    • 新型肺炎の感染拡大懸念からのリスクオフがドル・円の下落要因となっており、追加的なニュースに反応しやすい神経質な相場環境だ
    • ただ、病原菌の問題が経済・市場全体に打撃を与えるほどの影響を及ぼすかは慎重な見極めが必要。結果的に押し目買いのチャンスとなり、再び110円を目指す可能性も
    • ECB(欧州中央銀行)の金融緩和強化の可能性がユーロ安につながっているが、残された緩和余地は大きくないとみられ、ユーロの下落余地は限定的か
    • 英国は欧州連合(EU)との貿易協定の交渉難航がポンド安要因に

    背景

    • 新型肺炎、中国の死者が25人に増加-移動制限は11都市に拡大
    • 新型コロナウイルス肺炎で国内2例目、武漢からの旅行者-厚労省
    • 英国、EU離脱関連法が正式成立-女王の裁可で事実上の手続き完了
    • 日経平均株価は前日比31円74銭安の2万3827円18銭で取引を終了
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