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香港でマスクのパニック買い、新型肺炎がSARSの記憶呼び起こす

  • 香港の薬局では23日夜までにウイルス感染防止用マスクが売り切れ
  • 当局は3カ月間分のマスクを確保と張政務官、便乗値上げも警戒

香港市民がマスク不足に見舞われている。アジア全域を襲った重症急性呼吸器症候群(SARS)の流行から20年近くたった今、域内最大の金融センターである香港は再びウイルス感染拡大の脅威に直面している。

  香港は市内で2例目の新型コロナウイルス感染が確認されたのをきっかけに、SARSを巡る懸念で医療用品の奪い合いが起きた2003年当時のような状況に陥った。

Virus Counter-Measures In Hong Kong As Virus Deaths Climb

香港の薬局でマスクの箱を幾つも抱える客(23日)

写真家:ジャスティン・チン/ブルームバーグ

  新型ウイルス感染が中国本土の国境を越えて広がる中、香港の薬局では23日夜までにウイルス感染防止用のマスクが売り切れた。こうした事態を受け、当局は冷静になるよう呼び掛け、消費者保護機関は便乗値上げをけん制している。

  香港政府のナンバー2、張建宗政務官は23日の記者会見で、「パニック買いが起きていることは承知している」とした上で、保健当局は向こう3カ月間分のマスクを確保しており、今後、小売り段階で入手しやすくなると説明した。

  香港の金融街・中環(セントラル)地区では、多くのオフィスワーカーがマスクをしている。19年の大規模デモの際に香港政府がマスク着用を禁止しようとしたことを考えれば、皮肉な話だ。

  03年に中国南部・広東省から広がったSARSは、同年夏までに8098人が感染し、世界全体で774人が死亡、うち香港が299人だった。

Virus Counter-Measures In Hong Kong As Virus Deaths Climb

中環(セントラル)地区の薬局に並ぶ買い物客(23日)

写真家:ジャスティン・チン/ブルームバーグ

原題:
Virus Spurs Panic Buying of Face Masks in SARS-Scarred Hong Kong(抜粋)

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