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中国経済に明るさも今後は新型ウイルス懸念が重しに-1月の先行指標

  • 貿易と物価、企業景況感に改善の兆し-新型肺炎が懸念材料
  • 武漢の封鎖が春節連休後も続けば工業生産に影響も-ANZ楊宇霆氏

中国経済は1月に入り改善した。ブルームバーグが集計する8つの先行指標が示唆した。ただ、武漢市で発生した新型コロナウイルス肺炎の広がりによる影響でリスクにもさらされている。

  昨年10-12月(第4四半期)の国内総生産(GDP)成長率は安定化。今回の集計データは貿易と物価、企業景況感に改善の兆しがあることを示している。しかし、中部の中心都市である武漢の交通遮断に加え、ウイルス感染不安から全国で消費活動が鈍り始めており、新型肺炎はこうした前向きなトレンドの広がりに水を差す。

Pickup Continues

China's economy seen recovering for a second month in January

Source: Bloomberg Economics

  オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)の大中華圏担当チーフエコノミスト、楊宇霆氏(香港在勤)は「武漢の封鎖が春節(旧正月)連休後も続くようなら、主な成長のけん引役の1つである工業生産に影響が及ぶ」とリポートで分析した。

Lunar New Year Migration From Shanghai As China Seeks To Stop Virus Scare From Becoming Political Crisis

上海虹橋駅でマスクをする人々

  31日発表される1月の製造業購買担当者指数(PMI)にも新型肺炎の拡大への反応は織り込まれない可能性がある。通常、PMI調査は毎月20-25日に行われるが、国家統計局によると春節連休のため今年1月分は新型肺炎の拡大がまだ十分認識されていなかった15-20日に実施された。

General Improvement

Outlook for companies getting better

Source: Data compiled by Bloomberg, Bloomberg Economics

Stocks Drop on Virus

But metals prices still holding up

Source: Data compiled by Bloomberg, Bloomberg Economics

原題:China’s Economy Was Brightening This Month Before Virus Fear Hit(抜粋)

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