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【米国株・国債・商品】S&P500小幅続伸-感染問題見極めムード

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23日の米株式市場では、S&P500種株価指数とナスダック総合指数が小幅に続伸。中国発の新型ウイルスの感染拡大が世界の経済成長を抑制するリスクを見極めたいとのムードが広がった。逃避需要で米国債が上昇。原油は下落した。

  • 米国株はS&P小幅高、ナスダック総合が最高値-ダウ下落
  • 米国債は上昇-10年債利回り1.73%
  • NY原油は8週間ぶり安値-ウイルス問題による需要減少懸念
  • NY金先物は反発-リスク逃避で資金が流入

  消費財関連メーカーが売られる一方、ハイテク大手は買いを集め、ナスダック総合指数は終値ベースの最高値を更新した。

  S&P500種は前日比0.1%高の3325.54。ダウ工業株30種平均は26.18ドル(0.1%)安の29160.09ドル。ナスダック総合は0.2%上昇した。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し、1.73%。

  新型コロナウイルスによる死者数は、これまでのところ報告されている分では20人未満。世界保健機関(WHO)は感染拡大について、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」の宣言を見送った。しかし投資家は、17年前に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)のような、より深刻な事態に発展する可能性を警戒し、リスクを取ることをちゅうちょしている。

  プルデンシャル・ファイナンシャルのチーフ市場ストラテジスト、クインシー・クロズビー氏は「この問題が、もっとずっと大きなものになるとの懸念がある」と指摘。「相場は下落や値固めに陥りやすい」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は3日続落し、8週間ぶりの安値。新型コロナウイルス問題で需要が減退する可能性が意識された。ただ、米国の原油在庫が市場予想に反して減少したことや、世界保健機関(WHO)による「緊急事態」宣言見送りを受けて、下げ幅は縮小した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は、1.15ドル(2%)安の1バレル=55.59ドルと、昨年11月29日以来の安値。ロンドンICEの北海ブレント3月限は1.17ドル安の62.04ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反発。新型ウイルス感染の新たな症例が中国国外で報告される中、リスク回避の投資資金の一部が金市場に流れ込んだ。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.6%高の1オンス=1565.40ドル。一時は0.7%上昇した。

原題:Stocks Edge Higher With Virus Fallout in Focus: Markets Wrap(抜粋)、Oil’s Drop to 8-Week Low Tempered by WHO Decision, Stock Draw(抜粋)、PRECIOUS: Palladium Falls as ETF Outflows Continue; Gold Gains(抜粋)

(相場を最新にし、第4、5段落に市場関係者の見方などを追加して更新します)
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