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1月23日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:円が上昇、新型ウイルス拡大で成長懸念-ユーロ下落

  23日のニューヨーク外国為替市場では円が上昇。新型コロナウイルスの感染拡大で世界の経済成長が抑制されるリスクが懸念された。ユーロは下げ、年初来最安値をつけた。欧州中央銀行(ECB)は政策据え置きを発表した。

  • ニューヨーク時間午後4時54分現在、ドルは対円で0.4%安の1ドル=109円46銭
    • 経済下振れリスクをヘッジする動きが見られ、円は一時2週間ぶり高値となった。ただS&P500種株価指数が上昇に転じた後、円は伸び悩んだ
    • 新型ウイルス関連ではシンガポールで初の感染例が報告されたほか、米国務省が中国渡航について注意を呼び掛け
      • 世界保健機関(WHO)は「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」の宣言を見送り、状況を引き続き注視していくとした
    • ドルは109円27銭で日中安値を付けた。米10年債利回りの低下が背景
  • ユーロはドルに対して0.3%安の1ユーロ=1.1059ドル
    • 欧州債の大幅上昇が背景
    • ラガルドECB総裁が「基調的なインフレには緩やかな上昇」の兆しがあると指摘した直後、ユーロは日中高値をつけていた
  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%上昇
    • 一時は12月26日以来の高水準に上昇
    • ドルは主要10通貨の大半に対し値上がり
  • ポンドはドルに対し0.1%安の1ポンド=1.3128ドル
    • 翌日の英購買担当者指数(PMI)発表を待つ展開

原題:Yen Rises as Virus Risk Escalates; Euro Slumps: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:S&P500小幅続伸-感染問題見極めムード

  23日の米株式市場では、S&P500種株価指数とナスダック総合指数が小幅に続伸。中国発の新型ウイルスの感染拡大が世界の経済成長を抑制するリスクを見極めたいとのムードが広がった。逃避需要で米国債が上昇。原油は下落した。

  • 米国株はS&P小幅高、ナスダック総合が最高値-ダウ下落
  • 米国債は上昇-10年債利回り1.73%
  • NY原油は8週間ぶり安値-ウイルス問題による需要減少懸念
  • NY金先物は反発-リスク逃避で資金が流入

  消費財関連メーカーが売られる一方、ハイテク大手は買いを集め、ナスダック総合指数は終値ベースの最高値を更新した。

  S&P500種は前日比0.1%高の3325.54。ダウ工業株30種平均は26.18ドル(0.1%)安の29160.09ドル。ナスダック総合は0.2%上昇した。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し、1.73%。

  新型コロナウイルスによる死者数は、これまでのところ報告されている分では20人未満。世界保健機関(WHO)は感染拡大について、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」の宣言を見送った。しかし投資家は、17年前に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)のような、より深刻な事態に発展する可能性を警戒し、リスクを取ることをちゅうちょしている。

  プルデンシャル・ファイナンシャルのチーフ市場ストラテジスト、クインシー・クロズビー氏は「この問題が、もっとずっと大きなものになるとの懸念がある」と指摘。「相場は下落や値固めに陥りやすい」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は3日続落し、8週間ぶりの安値。新型コロナウイルス問題で需要が減退する可能性が意識された。ただ、米国の原油在庫が市場予想に反して減少したことや、世界保健機関(WHO)による「緊急事態」宣言見送りを受けて、下げ幅は縮小した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は、1.15ドル(2%)安の1バレル=55.59ドルと、昨年11月29日以来の安値。ロンドンICEの北海ブレント3月限は1.17ドル安の62.04ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反発。新型ウイルス感染の新たな症例が中国国外で報告される中、リスク回避の投資資金の一部が金市場に流れ込んだ。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.6%高の1オンス=1565.40ドル。一時は0.7%上昇した。

原題:Stocks Edge Higher With Virus Fallout in Focus: Markets Wrap(抜粋)

Oil’s Drop to 8-Week Low Tempered by WHO Decision, Stock Draw(抜粋)

PRECIOUS: Palladium Falls as ETF Outflows Continue; Gold Gains(抜粋)

◎欧州債:総じて上昇、イタリア債が上げ主導-安全逃避の買い進む

  23日の欧州債は総じて上昇。ドイツ債利回りは12月12日以来の水準に低下した。新型コロナウイルスのまん延に伴う不安を手掛かりに株価が下落、国債に逃避買いが集まった。24日にはPMI統計が発表される。この日はラガルドECB総裁が金融政策会合後に記者会見を行ったが、市場を動かす材料とはならなかった。

  • イタリア債がユーロ圏国債の上昇を主導、ドイツ債とのイールドスプレッドは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)縮小して156bpとなった
  • ドイツ債のパフォーマンスは準中核国債と周辺国債の大半を下回った。ラガルド総裁が政策会合では金利階層化の変更について議論はなかったと述べると、償還期限の短い国債は上昇した
  • 英国債はブルフラット化。短期金融市場が織り込む今月末の利下げ幅は15bp、前日は14bpだった
  • ドイツ10年債利回りは5bp下げてマイナス0.31%、英10年債利回りは5bp下げて0.59%、イタリア10年債利回りは9bp下げて1.25%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:European Yields Slide, Italy Leads; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します)
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