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ギリアド、新型肺炎治療でエボラ治験薬利用の可能性を協議

  • NIHとギリアド、remdesivirを新型肺炎治療に利用できないか検討
  • 他の薬の方が有効なためエボラ出血熱の臨床試験から外されていた

ギリアド・サイエンシズは、中国中部で先月から感染が広がっている新型コロナウイルスによる肺炎の治療に、同社がエボラ出血熱の治療向けに開発していた治験薬を使えないかどうかを検討している。ブルームバーグ・ローが伝えた。

  ギリアドはブルームバーグ・ローへの23日の電子メールで、「武漢市でのコロナウイルス感染拡大を巡り、remdesivirを治験薬として使う可能性について、米国および中国の研究者や臨床医と活発な議論を行っている」と確認。「規制当局との取り組みを含む次のステップの計画が行われている」とした。

  remdesivirは米疾病対策センター(CDC)および米陸軍感染症医学研究所との協力から2014年に誕生した実験的な抗ウイルス薬。ギリアドの資料によると、ウイルス複製に必要な酵素を阻害する仕組み。米国立衛生研究所(NIH)は昨年8月、コンゴ民主共和国で広がったエボラ出血熱の4つの治療薬候補の臨床試験からremdesivirとZMappを外した。死亡を防ぐ上で他の薬の方が有効であることが分かったためだった。

  NIH傘下の米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長も最近のインタビューで、新型コロナウイルスによる肺炎の治療にremdesivirを使えないかどうか検討していると述べていた。

  remdesivirはまだどの国でも承認されていない。

原題:Gilead Assesses Ebola Drug as Possible Coronavirus Treatment (1)(抜粋)

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