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日本勢のアジア債投資、過去最高の勢い-6%前後の利回りが魅力

国内投資家によるアジア債の買い越し額が2019年に過去最高となったもようだ。関係者は投資家の資金流入の勢いはさらに強まっていると言う。

  財務省の統計によれば、国内勢は昨年11月までにアジアの中長期債を約1兆円買い越した。12月分の公表はまだだが、すでに統計でさかのぼれる05年以降で最高となっている。

国内勢のアジア債投資の推移

  昨年は米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに逆戻りする中で日米欧では金利が低下し、日本の保守的な投資家もアジア債などリスクがより高い資産への資金配分を増やさざるを得なくなった。一方、世界の貿易見通しの改善を背景に、中国やインドネシアなど新興国市場は魅力が高まる見通しだ。

  野村アセットマネジメント運用調査部チーフ・ストラテジストの榊茂樹氏は、国内投資家は従来よりリスクを取って新興国への資金配分を増やしていると指摘。3-4%から5-6%の利回りを得られる債券を積み増す需要があると言う。同氏によれば、伝統的に中南米に加えて、トルコや南アフリカ、アジアに対しても関心が広がってきている。

  日本銀行の統計によると、日本から東南アジアや韓国、インド、シンガポール、香港を含む中国圏への資金流入は昨年、直近のピークだった14年を少なくとも16%上回った。

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