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【米国株・国債・商品】S&P500小反発、感染拡大懸念で上値重く

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22日の米株式市場では、S&P500種株価指数とナスダック総合指数が小反発。中国発の新型ウイルスの影響がいずれは経済成長を鈍化させるとの懸念が広がり、相場の変動は比較的大きかった。

  • 米国株はS&Pとナスダック小反発、ダウは続落
  • 米国債は上昇-10年債利回り1.77%
  • NY原油は7週間ぶり安値-感染拡大による需要減退懸念
  • NY金先物は続落-パラジウム反発、中国の対応で懸念後退

  S&P500種は終値ベースで0.1%未満の上昇にとどまった。中国当局が対策に乗り出しているものの、ウイルス感染拡大への懸念から上値は重かった。一方でテクノロジー株は堅調だったほか、一部企業の決算を好感した買いも見られた。IBMは4カ月ぶりの大幅高。前日の取引終了後に発表した10-12月決算で、売上高が市場予想を上回った。

  S&P500種は前日比0.1%未満上げて3321.75。ダウ工業株30種平均は9.77ドル(0.1%未満)下げ、29186.27ドル。ナスダック総合指数は0.1%上昇した。米国債は上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し、1.77%。

  株式相場が最高値圏で推移する中、投資家は相場の勢いを妨げかねない動きに注意を払っている。BNYメロン傘下ロックウッド・アドバイザーズの最高投資責任者、マット・フォレスター氏はウイルス感染拡大問題について、「経済成長を損なう可能性が危惧されている。通商対立を受けて既に揺らいでいる世界の金融市場に、この問題が悪影響を及ぼし続ける事態が懸念される」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は続落し、7週間ぶりの安値。市場が既に供給過多の状況にある中、新型ウイルスの感染が中国内外で拡大すれば需要が損なわれるとの懸念が強まった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は、1.64ドル安の1バレル=56.74ドル。中心限月はこの日から3月限に交代した。ロンドンICEの北海ブレント3月限は1.38ドル安の63.21ドル。

  パラジウムのスポット相場は反発。中国当局が新型ウイルスの感染拡大阻止に動いていることから、経済への悪影響に対する投資家の懸念が和らいだ。ニューヨーク時間午後1時43分現在は、2.5%高の1オンス=2462.75ドルで推移している。前日は5.6%安と、昨年8月1日以来の大幅安となっていた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は続落。0.1%安の1オンス=1556.70ドル。

原題:Stocks Edge Higher in Choppy Trading; Oil Sinks: Markets Wrap(抜粋)

Oil Sinks to 7-Week Low Amid Growing Viral Threat to Fuel (抜粋)

Demand、PRECIOUS: Palladium Rebounds as Virus Concerns Ease; Golds Slips(抜粋)

(相場を最新にし、第4段落に市場関係者の見方を追加して更新します)
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