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ドイツ銀行が経営陣の賞与カット検討、ゼロ支給も選択肢-関係者

  • 投資銀行部門のボーナス、総額3割削減をすでに決定
  • 2019年通期、4年ぶりの大幅な赤字になったもよう

ドイツ銀行は2019年通期が大幅な赤字となったとみられ、会社全体でボーナスを削減するだけでなく、経営陣への賞与をどこまでカットするべきか検討している。

  協議が進行中であることから匿名を要請した関係者によると、ドイツ銀は19年通期損益が4年ぶりの大幅な赤字に沈んだ。取締役会はボーナス削減について、最終決定に近づいている。クリスティアン・ゼービング最高経営責任者(CEO)は賞与ゼロからはるかに小幅な削減まで、さまざまな選択肢を他の最高幹部と引き続き議論しているという。同行の最高幹部らは昨年、4年ぶりにボーナスの支給を受けていた。

  ゼービングCEOとパウル・アハライトナー会長は、取締役会メンバーの働きに報いたいと考える一方で、決算発表を前に幹部報酬に対する風当たりが厳しくなるとの思惑から、難しいかじ取りを余儀なくされている。アナリストらはドイツ銀行が19年通期で49億ユーロ(約6000億円)の赤字を計上したと見込む。ドイツ銀行は昨年、2014年以来で初の黒字を達成し、最高幹部に合計2580万ユーロのボーナスを支給した。

  ドイツ銀行全体では約20%、投資銀行部門で約30%の賞与総額削減が決まったとブルームバーグは先週報じた。ドイツ銀が資本要件を不適切と見られる水準に落とすことなくボーナスを支払うことが可能か、欧州中央銀行(ECB)は監視を強めていると関係者3人が語った。ドイツ銀を監督する規制当局の中には、取締役会メンバーにボーナスが支払われるべきではないと考える機関があると、事情に詳しい関係者の1人は述べた。

  ドイツ銀行、ECBの広報担当者はコメントを控えた。ドイツ銀は3月20日公表予定の年次報告書で、報酬の詳細を明らかにする。

原題:
Deutsche Bank Zeroing in on Management Board Bonuses After Cuts(抜粋)

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