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コロナウイルス感染拡大で企業が対策、GMやテンセントなど出張制限

  • テンセント、春節恒例の「紅包」の手渡しを今年は見送り
  • 米自動車大手2社やゴールドマン、武漢出張は必須でない限り延期

新型コロナウイルスの感染拡大から従業員を守るため、米ゼネラル・モーターズ(GM)、フォード・モーター、英銀HSBCホールディングスなど中国で事業展開する複数の大手企業は出張や春節(旧正月)前後の伝統行事を控えている。

  この米自動車大手2社やHSBCなど多くの企業は、感染が最も深刻な中国湖北省武漢市への出張を必須でない限り制限。コロナウイルスによる死亡者はこれまで17人に上り、感染は中国だけでなく米国でも確認された。

  中国企業もコロナウイルス対策を開始している。ソーシャルメディア界の大企業テンセント・ホールディングス(騰訊)は人と人との直接的な接触を避けるために、毎年恒例だった最高幹部から従業員へのお年玉「紅包」の手渡しをやめた。公に話す権限がないとして匿名を条件に述べた事情に詳しい関係者によると、テンセントや中信証券(CITIC証券)は武漢への出張を一時差し止めとした。

  時価総額で国内保険2位の中国人寿保険の北京オフィスは武漢への出張を一時禁止として、従業員には武漢から100キロメートル圏内に立ち入らないよう要請。ブルームバーグ・ニュースが確認した社内メモによると、立ち入った場合は職場に復帰する前に少なくとも7日間はオフィス外から勤務するよう求めている。

  中信、人寿、テンセントの担当者にコメントを求めたが返答は得られなかった。

  HSBCは21日、従業員の1人がウイルスに感染したとの臆測がソーシャルメディアで流れていることを受け、「従業員の1人がインフルエンザA型と診断されたとの報告を受けた」と、広報担当者の1人が述べた。

  社内事情を話しているとして匿名を条件に述べた事情に詳しい関係者によると、ゴールドマン・サックス・グループは必須ではない武漢への出張は延期するよう勧告した。

原題:China Seeks to Contain Virus as Death Toll Jumps to 17(抜粋)

HSBC, Tencent Among Firms Curbing China Travel on Virus Fear (1)(抜粋)

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