コンテンツにスキップする

きょうの国内市況(1月22日):株式、債券、為替市場

国内市況の過去の記事はこちらです。指標はここをクリックして下さい。

●日本株反発、新型ウイルスへの過度な不安後退-半導体関連見直し買い

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京株式相場は反発。新型ウイルスの感染拡大が経済に与える影響が警戒される中、前日に大きく下げた中国や香港などアジア株が戻し、為替相場も円安方向に振れたため投資家の不安が和らいだ。電機や機械など半導体関連が買い戻され、サービスや食料品など内需関連も買われた。

  • TOPIXの終値は前日比9.16ポイント(0.5%)高の1744.13
  • 日経平均株価は同166円79銭(0.7%)高の2万4031円35銭

  野村証券投資情報部の伊藤高志エクイティ・マーケット・ストラテジストは、過去の重症急性呼吸器症候群(SARS)と比べて「今回の新型ウイルスは感染者が重症化する比率が低く、各国が協調して対策を打ってきていることから相場はいったん落ち着いた」と話した。

TOPIXの業種別上昇寄与度では電機が1位、機械が4位。野村証の伊藤氏は「米中摩擦で停滞していた設備投資の回復期待は強く、昨日売られた半導体関連が買い戻されている」と話した。鉄鋼や非鉄金属、鉱業など素材関連や輸送用機器は売られた。売買代金は3日連続で2兆円を下回った。

●債券は小幅安、リスク回避一服で売り優勢-流動性供給入札は無難通過

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  債券相場は小幅下落。中国発の新型ウイルス感染を巡る問題で中国当局が現状説明をしたことを受けて、リスク回避の動きがやや後退したことが背景。この日に実施された流動性供給入札の結果は無難と受け止められ、下値は限定された。

  • 新発10年債利回りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.005%
  • 新発20年債利回りは0.5bp高い0.295%
  • 長期国債先物3月物の終値は2銭安の152円12銭。午後に7銭安まで水準を切り下げた後、いったん4銭高まで値を戻したものの、再びマイナスに転じて引けた

市場関係者の見方

バンクオブアメリカ・メリルリンチの大崎秀一チーフ金利ストラテジスト

  • 新型ウイルスに関してはうわさベースでのパニック的な反応でリスクオフになりやすいものの、実際に壊滅的なインパクトがあるとは考えにくい
  • ヘッドラインに振らされやすい中で、中国当局の会見が債券売りにつながった
  • 一方、流動性供給入札は一部で悪い内容が見込まれていたこともあり、無難な結果となったことで買い戻される場面も

流動性供給入札

  • 対象は残存期間5年超15.5年以下
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は2.97倍、前回の同年限入札の2.54倍を上回る
  • 最大利回り格差は0.002%、平均利回り格差はゼロ%

●ドル・円は110円台回復、新型肺炎への過度の懸念が一服-中国株反発

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=110円台へ反発。新型肺炎に対する過度の懸念が一服し、日本株や中国株の持ち直しを背景に、リスク回避の巻き戻しに伴う円売りが優勢となった。

  • ドル・円相場は午後3時5分現在、前日比0.2%高の110円05銭。前日のニューヨーク市場で109円76銭と約1週間ぶり安値を付けた後、東京市場では一時110円10銭まで上昇
  • ユーロ・ドルはほぼ横ばいの1ユーロ=1.1086ドル

FXプライムbyGMOの上田真理人常務取締役

  • 新型コロナウイルスへの懸念が薄らいだわけではないが、日本株がプラスに転じ、相場に対する影響が小さいということで、少し円の売り戻しになっている
  • ただ、安心してドル・円や株を買おうという雰囲気にはならない

三菱UFJ銀行の平井邦行上席調査役(ニューヨーク在勤)

  • 新型ウイルスに関しては、先行きが不透明。状況を見守りながらとなるので、コンビクション・セル(確信を持った売り)のような動きにはならない
  • ウイルス対策で楽観的なニュースが出れば、ドル・円はまた上がると思うが、いったんは110円台は重くなるだろう
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE