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20年度の亜鉛価格は2300ドル予測、供給過剰転換で下落方向に-三井金

  • 世界の亜鉛需給は5年ぶりの供給過剰への転換が見込まれる
  • 中国の亜鉛生産の伸び幅は限定的で、劇的に過剰に転じることはない

亜鉛製錬で国内最大手の三井金属は2020年度の亜鉛の平均価格を1トン当たり2300ドルと予測する。世界の亜鉛需給が今年、5年ぶりに供給過剰へ転換すると見込まれる中、相場は下落方向で推移する展開とみる。

  金属事業部亜鉛ユニットの菅原健二営業部長が20日、ブルームバーグとのインタビューで述べた。ロンドン金属取引所(LME)の亜鉛価格(3カ月)の昨年の年間平均は1トン当たり2507ドル。21日の終値は同2455ドルだった。 

世界の亜鉛需給は5年ぶりに供給過剰に展開へ

  国際鉛亜鉛研究会(ILZSG)によると、20年の世界の亜鉛生産量は前年比3.7%増の1399万3000トン、消費量は同0.9%増の1380万1000トンが見込まれる。需給バランスは19万2000トンの供給過剰(19年は17万8000トンの供給不足)に転換する。

  原料となる鉱石生産の増加に伴い、北米やインドなどでの亜鉛地金の生産が伸びる。一方、菅原氏は世界の亜鉛地金生産の4割超を占める中国の生産量については、環境規制の厳格化などから伸び幅は限定的と指摘。「今年の需給バランスが劇的に過剰に転じることはない」との見方を示した。 

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