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新型ウイルス、米で初の感染確認-「世界で患者増える」と専門家

更新日時
  • 米当局、中国からの入国者の健康検査行う空港増やす
  • WHOは22日に緊急会合、「国際的に懸念される緊急事態」か判断
Workers spray antiseptic solution in the arrival lobby at Incheon International Airport in Incheon, South Korea on Jan. 21.

Workers spray antiseptic solution in the arrival lobby at Incheon International Airport in Incheon, South Korea on Jan. 21.

Photographer:
Workers spray antiseptic solution in the arrival lobby at Incheon International Airport in Incheon, South Korea on Jan. 21.
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新型コロナウイルスの感染が米国でも報告された。中国中部で発生し、数百人が感染した同ウイルスは中国以外にも広がり、各国の保健当局は拡大を封じ込めようと対応に追われている。

  これまでにコロナウイルスによる肺炎で少なくとも6人の死亡が報告され、この1週間で感染者数はほぼ倍増し291人となった。中国以外でも5カ国で感染例が判明した。米疾病対策センター(CDC)の当局者は21日、最近中国に渡航した人の感染がワシントン州で確認されたと発表した。

  ワシントン州の保健当局者が21日、CDCとの電話協議で明らかにしたところでは、米国で見つかった感染者は中国に渡航後、今月15日に米国に戻った30代男性。新型ウイルスに関するニュースを見て直ちに診察を受け、念のため入院しているが体調は悪くないという。

  ワシントン州スノホミッシュ郡在住のこの男性は、感染拡大が最も深刻な湖北省武漢市を訪れたが、新型ウイルスの感染源とみられている海鮮市場には行かず、病人との接触もなかったと語った。

  CDC国立予防接種・呼吸器疾患センター(NCIRD)のナンシー・メッソニエ所長は、「状況は進行している」とした上で、「米国および世界でさらなる患者が出るとわれわれはみている」と語った。

  保健当局者や研究者は病因究明と病気の重篤度を判断するため、患者の唾液などのサンプルを取り分析している。またウイルスが人から人に容易に感染するかどうかを確認するため、患者と接触のあった人を追跡調査している。

  CDCは21日から、アトランタとシカゴの空港でも中国からの入国者の健康検査を開始した。先週末にかけてカリフォルニアとニューヨークの空港では計1200人が検査を受けたが、まだ感染者は見つかっていないという。

  世界保健機関(WHO)は「国際的に懸念される緊急事態」に該当するかどうかを判断するため、22日に緊急会合を開く。

  ヴァンダービルト大学(テネシー州)の医学部教授で感染症が専門のウィリアム・シャフナー氏は、「WHOが『国際的に懸念される緊急事態』に該当すると判断した場合、貿易は阻害され、出入国が減り始める可能性がある」と指摘。「私は若干、警戒心を抱いているが、緊急事態に至っているかどうかは確信が持てない」と語った。

  ホワイトハウスのグリシャム大統領報道官は、トランプ大統領が武漢での感染拡大について説明を受けたと述べた。いつ誰が説明したかについては明言しなかった。

Pneumonia Threat Widens

Novel coronavirus cases, first detected in central China, have emerged in Japan, South Korea, Taiwan and Thailand

Sources: National and municipal health authorities

Note: Number of cases as of 11 a.m. EST on Jan. 21

原題:China Virus’s Spread to U.S. Puts Health Officials on Alert (1)
   Coronavirus Spreads to U.S. Sparking Global Rush to Track Cases (抜粋)

(専門家のコメントなどを追加して更新します)
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