「崖っぷちはない」自動車メーカーの関税回避を確信-英民間企業次官
Alex Morales-
自動車部品への関税や輸入割り当てを回避する合意とりまとめは可能
-
英民間企業・エネルギー産業戦略省ザハウィ氏がインタビューで発言
日産自動車やジャガー・ランドローバーなど英国に製造拠点を持つ自動車メーカーが、欧州連合(EU)離脱後の移行期間が終了する年末段階で、欧州市場での競争力を損なう「規制の断崖」に立つことはないと英民間企業・エネルギー産業戦略省のナディム・ザハウィ政務次官が主張した。
ザハウィ氏はインタビューで、移行期間終了時に自動車部品への関税や輸入割り当てを確実に回避し、ジャストインタイムのサプライチェーンを維持するEUとの合意取りまとめは可能だと「確信している」と語った。
同氏は「いまだに離脱か残留かという戦いに挑んでいる人々は、合意できなければ崖っぷちだという二元論的な考えに固執しているが、それが正しいとは思わない」と発言した。
さらに「英国とEUとの基本合意は関税なし、割り当てなしをうたっており、われわれは最終合意に向け努力する。実現できると確信している」と述べた。
Industry Under Threat
Number of cars produced annually
Sources: SMMT 2018 data; JLR fiscal 2019 projection
Note: Annual vehicle production at Britain’s eight largest plants
原題:U.K. to Ensure No Brexit Cliff-Edge for Carmakers, Minister Says(抜粋)
最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
LEARN MORE