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イラン、核拡散防止条約の脱退も辞さない構え-欧州の動きに反発

  • 英独仏はイラン核合意の履行巡り、紛争解決メカニズムの発動を表明
  • 欧州が国連安保理に訴えるならNPTから脱退-イランのザリフ外相

2015年に結んだ核合意にイランが違反したと欧州各国が国連安全保障理事会(安保理)に報告するのであれば、イランは核拡散防止条約(NPT)から脱退すると、同国のザリフ外相が言明した。

  英国とフランス、ドイツは先週、イラン核合意で定められている紛争解決メカニズムの発動を表明した。これはイランの問題が国連安保理に持ち込まれる可能性を意味する。

  イラン議会通信社ICANAによると、ザリフ外相は「欧州各国が受け入れがたい行動を続けたり、イランの核問題を国連安保理に訴えたりするのであれば、NPTから脱退する」と述べた。

  同国は1970年に発効したNPTに早くから署名。NPTでは非核保有国は核兵器の保有を目指さず、平和的な目的にのみ原子力技術の開発を認めている。

  イラン外務省のムサビ報道官は20日、現在進めている核合意履行からの段階的な後退でイランは「最後の一歩」を計画していると表明、核合意からの完全な離脱を近く発表する可能性を強めた。最終的な措置は「より効果的な結果」を伴うだろうと同報道官は述べた。

  米国が核合意から離脱し、対イラン制裁を再開・強化して以来、イランは合意の履行を段階的に縮小している。

原題:Iran Threatens Non-Proliferation Treaty Exit Over European Move(抜粋)

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