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野村、アジアでプライベートバンカー数十人採用へ

更新日時
  • アジアは日本に比べて将来の成長性が大きい-日比野氏
  • 3年でリレーションシップマネジャーを100人へ-ほぼ倍に

野村ホールディングスは香港とシンガポールでプライベートバンカー数十人を採用する計画だ。日本と中国本土からアジアの他地域にウェルスマネジメント事業の拡大を図る。

  野村は既に中国で積極的な計画を打ち出しているが、日本を除くアジアのウェルスマネジメント担当の執行役員、日比野勇志氏によると、香港とシンガポールの拠点から運用する資産を2026年3月までに5倍の500億ドル(約5兆5000億円)に拡大させる目標だという。同氏はリレーションシップマネジャー数を昨年12月時点の57人から3年で100人と、ほぼ倍にする意向も示した。

  日比野氏はシンガポールでのインタビューで、日本と比べるとアジアが将来的に成長する可能性はより大きいと指摘し、さらに好機を探りたいと語った。

  野村は現在、日本以外のアジアで約100億ドルを運用管理している。業界紙エイジアン・プライベート・バンカーが集計したデータによると、中国本土で事業展開する企業を除いたアジアの業界大手上位10社の運用資産額はいずれも500億ドルを上回っている。

  昨年東京からシンガポールに異動となった日比野氏は、グローバル・マーケッツやインベストメント・バンキング部門における野村の強みを富裕層顧客向けサービスに活用する方針。社内の優れたネットワークを使い、日本で利用可能な機会をアジア顧客にもたらすと同時に、海外在住の日本人向けサービスにも注目していることを明らかにした。

  日比野氏は香港で昨年広がったデモについて、野村の香港事業に大きな変化はないと述べ、香港が将来の金融業界にとって極めて重要なハブであり続けるとの認識を示した。

原題:
Nomura Is Hiring Dozens of Private Bankers for Asia Wealth Drive(抜粋)

(日比野氏のコメントを追加して更新します)
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